リーズナブルな運賃が続々登場! 人気のPEX航空券

思いのままに旅を楽しむ個人旅行。そのためには航空券の手配が不可欠です。

思いのままに旅を楽しむ個人旅行。そのためには航空券の手配が不可欠です

あなたはどんな海外旅行をしていますか。パッケージツアーですか? それとも、航空券やホテルなどを自分で手配する個人旅行でしょうか? それぞれに魅力はありますが、海外旅行のリピーターが増えるにつれ、より自由度の高い個人旅行を楽しむ人が増える傾向にあるようです。

個人旅行の第一歩は、航空券の手配から。けれども航空券は種類が多く、料金も利用条件もさまざま。そこで今回は、個人旅行におすすめの航空券のひとつ、PEX航空券(エコノミークラス正規割引運賃)についてお話しましょう。このところ使いやすさが増し、料金的にも魅力的なものが出ている注目の航空券です。

PEX航空券(正規割引運賃)とは?

業界用語ではPEXのことを「個人向け特別回遊運賃」ともいいます。なにやらむつかしそうですが、JALの「悟空」(10年4月以降はブランド名を「ダイナミックセイバー」に変更)やANAの「エコ割」などの名前は耳にしたことがある人も多いことでしょう。これらが代表的なPEXの例。PEXには各航空会社がブランド名を付けることが多く、例えばエールフランス航空は「ボンジュール」、ニュージーランド航空は「キーウィマジック」など、名称にもそれぞれ個性が感じられます。

そもそもPEXとは、利用条件にさまざまな制約を設ける代わりに、割安な料金で販売する割引航空券のこと。安い航空券といっても、旅行会社が販売する格安航空券とは違い、航空会社が自社のウェブサイトなどで販売する正規割引航空券です。ちなみにPEXは旅行会社でも基本的に同じ料金で購入できます。ただ、割引率の大きい一部のPEXの中には、航空会社のウェブサイトでしか買えないタイプもあり、それが航空会社のサイトからPEXを購入するメリットのひとつとなっています。

今、PEX航空券が注目されるワケ

  • 東京—台北往復が1万9900円(空港税や燃油サーチャージなどを含む)
  • 東京—シンガポール往復が2万円(2名以上で同時に予約&購入する場合の1名分、諸税等が別途必要)
これらは09年度のPEXのほんの一例。それぞれ利用条件に細かい制約はあるものの、格安航空券でもめったに見かけないようなバーゲンプライスですね!

日本発のPEX航空券は90年代前半から販売されていました。が、これまではあまり売れませんでした。というのも、旅行会社が販売する格安航空券に比べて、相当割高だったからです。けれどもその後、利用者のニーズに見合ったしくみに改善され、各航空会社が独自に設定できる運賃の幅が広がり、割安な運賃も出てくるようになりました。さらに2008年4月、 割引率に関する規制自体が撤廃され、航空会社が運賃と利用条件を自由に決め、それを国土交通省が認可する形へと移行。これにより、上記のような割安なPEXがどんどん出てくるようになったのです。

正規運賃ならではのメリット

料金のほかにも、PEXにはメリットがたくさんあります。格安航空券との比較を含めて、ポイントを挙げてみましょう。
  • 予約時に航空会社と便名が確定する(割引率の大きい格安航空券の中には、出発間際まで未定のケースが少なくない)
  • 航空会社でも旅行会社でも同じ料金、利用条件で購入でき、透明性が高い(同じ日の同じ便でも、格安航空券は旅行会社により料金が違い、キャンセルの条件なども異なる)
  • 購入時に座席指定がOK(多くの航空会社では、画面上のシートマップを見ながら好きな席が事前指定できる。カップルなのに席が離れ離れになる心配もなし)
  • マイレージの加算率が格安航空券よりも高め(格安航空券の中には加算対象外や低加算率のものもあるが、PEXの加算率は70~100%が一般的)
また航空会社によっては、国際線に乗り継ぐ日本の国内線区間が割安に購入できる、幼児・小児運賃の設定がある、といった特徴もあります。

運賃カレンダーを利用して、より割安な航空券をゲット。

運賃カレンダーを利用して、より割安な航空券をゲット

さて、行き先と日程が決まったら、まずは利用したい航空会社のサイトをあれこれ検索してみましょう。最近は外資系の航空会社でも、日本語サイトから、日本語の案内に従って予約&購入できるところが増えています。また日程が自由に組めるなら、空席のある便の中から最安の割引運賃をカレンダー形式で表示する機能も使えます。このサービスは、JALやANAをはじめ一部の航空会社が提供しています。連休がらみなど割安な運賃が見つけづらいときは、「1日でも日程を前後にずらしたり、比較的とりやすい午後便で日本を発ったりするのも一つの方法」(ANA)です。