3月末権利確定で配当金がゲットできる注目の5銘柄!

3月末は、3月本決算企業の配当権利が付いている特別な月です。日経平均株価(225銘柄で構成)ベースでは、市場関係者によれば130円の配当が付いているようです。株式投資では値上がり益はもちろん魅力ですが、投資企業が稼いだ利益について一部を株主に還元する配当は、株主であることが再認識する時期でもあります。企業は株主への還元を増やす傾向にもあります。

注目の高配当銘柄は

注目の高配当銘柄は


そこで、今回は、配当利回り(投資金額から得られる配当の利回り=配当÷投資金額×100(%))の高い銘柄をピックアップしてみました。なお、計算に当たっては手数料などの諸経費や、税金は加味していません。

なお、3月の配当を取るには、28日までに株式を購入する必要があります。株券の受け渡しに約定日を含めて4営業日かかるので、期末(31日)に株主になるには28日が最終になるためです。29日では、4月1日の受け渡しになってしまいます。

ただ、注意する点もあります。投資家の多くが配当を取るために3月に株式を購入する傾向があり、権利が落ちると株価が下がる場合があります。例えば期末に10円の配当を行って、配当の権利が通過すると、10円以上値下がりすることもあるのです。

日産自動車<7201> 100株単位

日産自動車<7201>は大手自動車メーカー。仏ルノー傘下で開発や購買などを共同展開している。三菱自動車の再建を支援。自動運転やEVなどで先行している。17年3月期は年間48円配当(うち中間配当24円)を実施の方針。前年に比べ6円の増配。配当利回りは4%台(税金など除く、以下同)と利回り水準高い。円高が逆風で今期減益も、18年3月期は増益に転換することが有望。

伊藤忠商事<8001> 100株単位

伊藤忠商事<8001>は大手総合商社の一角。繊維や中国ビジネスに強みがある。傘下にファミリーマートなど有望企業多い。中国の国有コングロマリット(複合企業)大手の「CITIC」に出資し、利益面で寄与し始めている。17年3月期は非資源事業が伸び、純利益は最高益更新へ。来期も続伸の公算大。今期は年55円配当(うち中間配は27.5円)の方針。配当利回りは3.3%程度と高水準。

あおぞら銀行<8304> 1000株単位

あおぞら銀行<8304>は旧日債銀。不動産融資と金融商品販売が収益の柱。業績不振の時期もあったが、現在では公的資金を完済し、回復している。17年3月期は経常減益予想。来期は横ばい程度となる見込み。利益の絶対額は高水準。四半期ごとに配当を実施。17年3月期は年18.4円の方針。6月、9月末を基準に各4円、12月末基準で5円、3月末に5.4円の配当を実施。年間の配当利回りは4%を超える。来期配当も同水準程度か。預金に入れておくよりも優位性が高い。

武田薬品工業<4502> 100株単位

武田薬品工業<4502>は国内トップの製薬メーカー。糖尿病など生活習慣病領域に強みがある。米社の買収などでがん領域を強化。17年3月期は営業微増益予想だが、主力薬の伸びで来期は増益幅が拡大するとアナリストは試算している。将来、大型新薬が出る可能性がある点は医薬品株の魅力。年180円の安定配当(うち中間配当90円)を継続しています。配当利回りは3.3%程度と水準は高い。

サンリオ<8136> 100株単位

サンリオ<8136>は「ハローキティ」などキャラクター商品の企画・販売大手。ライセンスで収益を上げるビジネスモデル。「ピューロランド」を運営。17年3月期はインバウンド需要の一巡や、欧州の低迷が響き大幅な減益見込み。18年3月期は欧州でライセンス事業の立て直し狙う。18年にベトナムでテーマパーク開業予定。年80円配当(うち中間配40円)の安定配当は継続の公算。利回り3.5%程度と高水準。株主優待も魅力に。

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●文:和島英樹(わじま・ひでき)

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ラジオNIKKEI解説委員。現みずほ証券、株式新聞社(現モーニングスター)記者を経て、2000年にラジオNIKKEIに入社。東証・記者クラブデスク。企業トップへの取材は1000社以上。近著に『NISAで賢い株式投資』(共著・旭屋出版)。担当番組に『和島英樹の週末株(ウィークエンド・ストック)!』(有料)、『マーケット・プレス』など。CFTe(国際認定テクニカルアナリスト)。日本テクニカルアナリスト協会評議委員。