一人暮らしのインテリア

ミニマリスト=持たない暮らしを実践する一人暮らし女性の部屋を紹介します

広さ18m²のワンルームというのは、一人暮らしの部屋であっても、かなり狭い方にあたります。でも、この部屋はすっきり広々で狭さを感じさせません。その理由は家具や家電がほとんどないから。そう、この部屋の住人である一人暮らし女性は持たない暮らし=ミニマリストの実践者なのです。こんなにもモノがなくて暮らしにくくないのか、またどうしてミニマリストになったのかなど、気になることを伺ってきました。

一人暮らしの部屋作りのヒントや実例は『人を呼べるインテリアのコツ』にまとめてありますので、ぜひ併せてご覧ください。

部屋の間取り

柳本マリエさん(31歳)
ブロガー
一人暮らし歴3年

-Room Data-
家賃:52,000円(管理費込)
間取り:ワンルーム
間取図

間取図


柳本マリエさんはポーキーという名前の猫と一緒に暮らしています。もともとポーキーは同棲していた彼氏と一緒に飼っていた猫。その彼氏とお別れすることになり、マリエさんが引き取ることになったため、急遽ペット可の物件を探すことになったのだそうです。

「とにかく猫が飼えることが一番の優先事項。あとは勤め先へのアクセスやオートロック、IHコンロなどの条件を加えて、物件検索サイトで部屋を探しました。その中で敷金礼金、仲介手数料といった初期費用2万円しかかからない物件を見つけて…。実は、内見もせずに即決してしまったんです」とマリエさん。以前物件を探したときは初期費用だけで20万円近くかかったことがあったため、その安さに惹かれ、また早く部屋を見つけなければならないという状況も重なっての即決。「引越当日まで、この部屋にきたこともなくて、確かにちょっと怖かったんですけど。仕事が終わったあとに引越したので、夜、グーグルマップ片手にこの子を抱えてきたんですよ」とあっけらかんと話してくださいましたが、かなり大胆!

実際に住んでみた感想を伺うと、「確かに狭いけれど、真っ白な壁と床がきれいで、日当りもよく気に入っています。大きな駅からも徒歩で10分程度で、猫が飼えて、家賃も安いので、満足しています」とのこと。直感を信じた部屋探しで成功した例ですが、でも、みなさんは内見なしの部屋探し、できればやめてくださいね。

家具も家電も何もないミニマリストの暮らし

一人暮らしのインテリア

目につく家具は窓際に配置されたベッド兼用のソファと木製の椅子だけ

この部屋の第一印象は、とにかくモノが圧倒的に少ないということ。そして、よく見ていくと、普通の一人暮らしならあるべきものがありません。詳しく話を聞けば聞くほど「え? あれはないんですか? これもないの?」と驚くことばかり。だって、この部屋には冷蔵庫も洗濯機も電子レンジも炊飯器もベッドもテーブルもないんです。
一人暮らしのインテリア

(左上)手持ちの洋服は、写真に写っているものだけ (左下)何もないからこそ、ちょっとした小物がインテリアのアクセントになる (右)キッチンには冷蔵庫も電子レンジも炊飯器もない驚きのミニマリストっぷり

「以前別の場所で一人暮らしをしていたときは、冷蔵庫も洗濯機も電子レンジもベッドも持っていて、いわゆる普通の一人暮らしだったんですけど、引っ越すたびにどんどんモノが少なくなっていっていって、今はこの状態」と笑うマリエさん。さすがに冷蔵庫や洗濯機がなくては不便ではないかと思うのですが、「冷蔵庫を持っていたときも、中身はガラガラだったんですよね。買い物をしてもその日に食べる分の材料だけ買って、作って食べきることが多かったので、冷蔵庫に入れるものがなくて。薄味が好きなので、調味料も常温で置いておける塩と醤油くらいしか持っていないんです。それでも最初は必要になったら買おうと思っていたんですけど、結局持たないままで大丈夫だって気づいてしまいました。洗濯も昔から気に入った洋服は手洗いしていたので、手洗いすることに抵抗がなくて、いつの間にか全部手洗いするようになってしまいました。そもそも一人分の洋服なんて枚数も少ないから、洗濯機がなくても事足りるんですよね」とのこと。
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(左)この部屋に引越してきて買ったという唯一の家具は椅子。ハンドメイドのものだそう (右上)可愛らしく飾られているように見えるポットはアクセサリーケースになっている (右下)細かいものはポンポン放り込んで、さっと出せるように、フタ付のポットや袋を多用している

ミニマリストになった理由は「ズボラ」だからだというマリエさん。「ミニマリストって面倒くさがりな人が多いんですよね。私も典型的な面倒くさがり屋。例えば、食事もわざわざテーブルに並べたりするのが面倒。猫が人間の食べ物を欲しがるせいもあって、作ったらすぐに食べてしまいたくて、料理を作ったら、そのままキッチンに立って食べてしまいます。調理器具はフライパンしか持ってないし、お皿も2枚しか持っていません。でも、人に出すわけじゃないから、これでいいかなって」。その方が効率がいいのは確か。決してお上品ではないかもしれませんが、これも自由に暮らせる一人暮らしならではですね。

猫と一緒の一人暮らし

猫のポーキーは、今、1歳半のやんちゃ盛り。取材の途中も手にしていたペンやICレコーダーが気になって手を出しては、マリエさんに叱られ、最後はケージの中に閉じ込められてしまいました。「いつも飛び回っていて気が抜けないし、毎日追いかけっこみたい。でも、一緒にいると本当に楽しい」とマリエさん。ポーキーがいるおかげで、一人暮らしでも家が静かで寂しいということはまったくないのだとか。元気なポーキーを相手に生傷も絶えないそうですが、とにかく可愛くてたまらない様子です。
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ポーキーと遊ぶマリエさん。やんちゃ盛りの男の子の猫

モノが少なくなっていったのは、ポーキーと安全に暮らすためでもあります。「実は、うちにはティッシュペーパーも置いていないんです。いたずらが激しくて、全部引っ張り出して遊んじゃったり、誤飲も心配なので。ネックレスなどのアクセサリーも引っかけたり、食べたりしないように、どんどん減っていきました」。
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一人暮らしで猫を飼うなら、ケージがあると安心。マリエさんは高さのある二階建てのケージを使っている

一人暮らしで猫を飼うにあたって注意するべきことはあるか伺うと、「一人暮らしなら、ケージを用意してあげるといいと思います。留守中に誤飲をして亡くなってしまうというケースって結構聞くんですよ。一人暮らしだと外出する時間も長くなると思うので、ケージがあれば、事故を未然に防ぐことができると思います」とのこと。ちなみに、猫にとっては狭くてもいいから、高さがあるケージが喜ばれるそうです。

大人気の絵日記ブログ『肩乗り猫と三十路の勇者』

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このイラスト、「見たことある!」という方も多いのでは? ポーキーとの愉快なやりとりも絵日記で紹介されていますよ

ところで、最初のマリエさんのご紹介に、ご職業が「ブロガー」となっていたことが気になった方もいるかもしれません。マリエさんは大人気ブログ『肩乗り猫と三十路の勇者』の筆者として、ポーキーとの生活や仕事の話などを楽しい絵日記で紹介しています。また、現在はLINE占いで『三十路勇者の占い伝説』という連載も始めています。以前は会社勤めをしながらブログを運営していたそうですが、なんと昨年末ブログで生計をたてることを決め、脱サラしたのだとか! 

一人暮らしなのに、安定した収入のある仕事を辞め、ブログで稼ぐ。「このご時世に会社を辞めるなんて!」「そもそもブロガーって何?」「ブログで稼ぐってどういうこと?」と思う方もいるかもしません。そこで次回の記事では、ブロガーとして活躍する柳本マリエさんに、一人暮らしをしながら脱サラした経緯やその日常について詳しくお話いただきます。お楽しみに!


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