子供が言うことを聞かない時、ママが言うこと聞くといいって本当!?

子供が言うことを聞いてくれないときに、ママができる歩み寄りは?

子供が言うことを聞いてくれないときに、ママができる歩み寄りは?

ママが、「うちの子、全然言うことを聞いてくれない」と感じる状況は、親がやってほしいことと、子供がやりたいことが、常に真逆の方向を向いています。

親は「ゲームをやめてほしい」
子供は「ゲームをやりたい」

親は「帰りたい」
子供は「帰りたくない」

と、お互いが相手の言い分を飲み込みたくない状況なわけです。でもこれでは、いつまでたっても、負のスパイラルから抜け出すことができません。

「言うことを聞かない」という悩みは、ママが言うことを聞いてあげると、あっさりと解消することがあります。言うことを聞かないのに、言うことを聞く……? なんだか割に合わないようなアプローチですが、中身を知れば、なるほどと思っていただけます。ぜひ、ご参照ください。


言うことを聞かないという悩みを逆の立場から見てみると……。

「うちの子、ほんとダダばかりこねて」
「1回で言うことを聞くなんて絶対にない!」
「何を言っても、まずはごねる。もうどうにかして!!!」

子供が言うことを聞いてくれないと、親は本当に困ってしまいます。ママをゲッソリと疲れさせてしまう子供たちは、そんなママをどう見ているのでしょうか?

「ママは、”あれやれ””これやれ”と文句ばっかり」
「ワタシの言うことをちっとも聞いてくれない」
「イヤだと言うと、すぐにどなる。もうどうにかして!!!」

そうです。実は子供も、ママと同じようなフラストレーションを感じ、「ちっとも言うことを聞いてくれない」と思っているわけです。「子供なら親の言うことを聞くべきだ」という頭で叱っていると、その事実を忘れがちですが……。


子供が十戦十敗と感じる状況を作っていない!?

親は、「子供をきちんとしつける」という責務があるので、「叱る場面」では、聞かせるところは聞かせなくてはいけません。でも子供にとって、「いつもボクばかりが言うことを聞いている」と感じる状況では、ちっとも面白くはありません。反抗だってしたくもなります。

「ちっともボクの言うことを聞いてくれないママの言うことなんか聞くもんか!」とスネている子供の気持ちを、「ママは話をちゃんと聞いてくれる。だからボクも言うことを聞こう」へと変えていく歩み寄りが必要です。

おすすめなのは、子供が言うことを聞いてくれないときは、まず親が子供の言うことを聞いてみるという方法です。とは言っても、子供のリクエストを、なんでも「はいはい」「いいよ、いいよ」と叶えてあげるという意味ではありません。叱る場面で指示が通りやすくなるように、日ごろから、一緒に過ごす時間の質を上げ、これまで以上にもっともっと子供の話を聞いてあげるようにするのです。


言うことを聞かない子の言うことを聞いてみるアプローチとは?

具体的には、

「子供の興味に、親が積極的に興味を示すこと」

を指します。

これは、30年以上に渡って、言うことを聞かない状況に悩む家族と関わってきたアメリカのバリッシュ博士が推奨する方法です。

「子供の興味に、親が積極的に興味を示そう。たとえ、それが本当は興味がないものであっても」

と博士は言います。

たとえば、ママにとっては、機関車の話題は、正直つまらないかもしれません。パパにとっては、女の子のマンガのことはよく分からないかもしれません。でも、それでも「それって何種類あるの?」「どのキャラクターが一番好き? パパはね…」と、子供の興味を知ろうとする関わり、これが非常に重要なのです。

「教えて、教えて~」
「すごい! ほんとに詳しいね」
「もっと聞きたい!」

こう言われてイヤだと思う人はいません。子供ならなおさらです。


子供の興味を通しての共有体験が貯金を作る

子供が興味を持っていることに親が関心を示すたび、
「ボクの話をちゃんと聞いてくれる」
「言うことに耳を傾けてくれる」
と感じるため、叱られたときの「いつもボクばっかりが言うことを聞いてる」という感覚が弱まっていきます。つまり、子供の興味を通しての共有体験が、問題が発生したときの貯金の役割を果たしてくれるようになるのです。

バリッシュ博士は、「叱りの効果を上げるには、それ以外の時間の質を高めることが絶対的に必要」と言います。叱る場面を改善したいからといって、そこばかりを見ていてはダメだということです。

もっと視点を広げ、

「子供の興味に興味を持つ」

やっていそうで、意外とできていないポイントです。ぜひ、今日から、お子さんの目線の先にあるものや、手にしているものに「知りたい」という思いをぶつけてみてください。



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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。