松本隆一の値引き生情報「新型車を発売前に商談…実はお得?」
雑誌「月刊自家用車」で私が担当する「松本隆一の値引き生情報」に寄せられた読者からの値引き体験談をお届けするこの連載。今回はスバル・インプレッサの値引きを狙う北海道在住の50歳自営業・X氏からのレポートです。
真っ向からぶつかるライバル車としてはアクセラスポーツがあがってきますが、スバル側の反応はいまひとつ。むしろオーリスやカローラフィールダーのほうが効果的。また、VW車も大いに有効です。とくにゴルフの割安な特別仕様車を競合させると、値引き条件や下取り額を上乗せして対抗してくる確率が高くなります。
では、X氏からのレポートをどうぞ!
発売3か月前から、虎視眈々…なんと“超”限界が飛び出した!
実家の農業を継ぐため、北海道へUターン。冬を迎える前に現車・プリウスが車検切れを迎えるのでAWDへの乗り換えを決断する。8月下旬、マツダにて商談。アクセラスポーツの値引きは12万円、下取りは64万円。意外に渋い。新型インプレッサとの競合を伝えておく。VWとも商談したが、下取り額は60万円だった。
9月初旬にスバルへ。7月に一度訪問し、新型インプレッサに関する情報が入ったら知らせてもらえるように頼んでおいたのだが、連絡はなし。しびれを切らして、こちらから出向くと副店長さんが応対。すぐさま現車を見せてくれた。話を聞くと「ゴルフ7にも負けない実力」との印象が強くなる。もちろんアクセラとゴルフとの競合を伝える。
見積もりを出してもらうと、車両本体値引き10万8000円、付属品約72万円から15万6000円引き、下取り63万円で、支払い総額は273万7000円。
買い取り専門店に出向いてプリウスを査定してもらったが、55~60万円と不調。走行距離が多すぎるし、旧型プリウスはタマ数が増えているため、以前のような高値が付けられないそうだ。
ただし、そのうちの1店が「9月中に引き渡すなら67万円で買い取る」と言ってきたので売却を決める。ちなみに、実家にはティーダやキャストなどがあるため、プリウスをすぐに手放しても生活の足に困ることはない。
翌週、再びスバルへ。前回の見積もりに入れていたスタッドレスやナビはカー用品店で購入したほうが安いので削ることにする。下取り車も出さないので、下取り関係の諸費用は不要に。さらに車庫証明は自分で取得し、納車も取りに来るという条件で費用をカットしてもらう。車両本体値引きは10万8000円のままだが、付属品(18万1980円)の値引きが4万8000円に減額。支払い総額は290万円。
X氏「……う~ん」
副店長「では、削れるところを削って支払い総額を285万円にします! Xさんには早くから声をかけていただいていたので、ぜひ新型に乗っていただきたく、限界を超えた数字を出しました。発売前のキャンペーンだからできる数字です」
最終的に付属品の値引きは7万3377円となった。
X氏「納車の前にスタッドレスとドライブレコーダを持ってくるので、取り付けをサービスでやってくれますか?」
副店長「わかりました!希望ナンバーをお望みなら実費だけで対応しますよ」
これで契約。
松本隆一の値引き採点 評価は5点満点で「5」
ということで、X氏からのレポートをお届けしましたが、私の値引き採点は5点満点で「5」です- 車両本体価格 255万4200円
- トータル値引き 18.1万円(8%税込み)
- 値引き率 6.6%
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