インナーダウンを自宅で失敗せずに洗濯する方法とは?

暖かいダウンがとても身近になりましたよねあ

暖かいダウンがとても身近になりましたよねあ

ちかごろ人気のインナーダウン。でも「インナーダウンってどう洗濯すればいいの?」と、洗わずに着続けて、少し臭ってしまっている人も少なくないのでは。

そこで今回は、ガイドの失敗例も紹介しつつ、インナーダウンおよびダウンジャケットを自分で洗う方法を考えてみます。

なお、基本的にインナーダウンおよびダウンジャケットはクリーニング店でのケアが確実です。とは言え、できれば自宅で洗いたくなるのも人情。今回紹介する内容は、あくまで“自己責任”で行ってください。

 


インナーダウンがウィンドブレーカー状態に……コレが失敗例

まずはガイドの失敗例からご紹介しましょう。下の画像は買ったばかりのインナーダウン。新品なので、縫い目ギリギリまでダウン(羽毛)が詰まっています。
新品のインナーダウンは縫い目ギリギリまでダウンが詰まっています

新品のインナーダウンは縫い目ギリギリまでダウンが詰まっています


つぎの画像は、上記のインナーダウンとほぼ同じ作りの子ども向けライトダウンを、思い切って洗濯ネットに入れて普通の洗剤で普通に洗濯機洗いをして、そのまま何もせずに外干ししたもの。
洗濯機で普通に洗い、何もせずに外干ししたライトダウン

洗濯機で普通に洗い、何もせずに外干ししたライトダウン


写真では伝わりにくいかもしれませんが、触ってみるとあちこちにダウンが寄って固まってしまい、縫い目で囲まれたエリアの中央部分はダウン不在のウインドブレーカー状態に。悲しいことです。ダウンの固まりを手でほぐせばある程度は直りますが、羽毛はちぎれてしまうでしょう。

またインナーダウンは、軽く仕上げるために「ダウンパック」をしていないケースがあるため、縫い目から羽毛が出てきやすくなるなどの弱点もあります。

ガイドの失敗やダウンの弱点を知った上で、「自己責任で」やるのがダウンを自宅メンテする際の心がまえ。とは言え、やるからにはツボを押さえてきれいに仕上げましょう!


ダウンを洗濯する際に注意すべき3つのコト

【1】「洗濯OK」マークの有無&色落ちを確認
新洗濯表示での洗濯OKと手洗いのマーク

新洗濯表示での洗濯OKと手洗いのマーク

まずは洗濯絵表示で、そもそも洗濯OKかどうかを確認しましょう。なお、2016年12月から新しい洗濯表示が始まった関係で、ダウンを購入した時期によって表示が異なる可能性がありますのでご注意を。

【関連記事】
2016年12月から始まる新洗濯表示の読み解き方

色落ちテストは、ダウンの端っこなど目立たない場所で試します。やり方は洗剤を白い布(タオル等)につけ、ダウンジャケットの生地をトントン叩くだけ。

白い布に生地の色がつくようなら、自宅で洗うと激しい色落ちが予想されるのでクリーニング店に頼んだほうが無難です。


【2】使うのは中性洗剤、塩素系漂白剤はNG

洗剤は繊維の種類によって使い分けますが、ダウンやフェザーのように羽毛が使われているものはセーター同様、中性洗剤を使わないと傷んでしまいます。

理由はもう一つ。ダウンの生地にはたいてい化学繊維が使われています。化学繊維自体は普通の合成洗剤でも大丈夫なのですが、例えばガイドの手元にあるものは表がナイロン、裏がポリエステル、それぞれ撥水加工や吸水加工が施されています。こうなると普通の洗剤(アルカリ性や酸性)に弱いケースもあるので、中性洗剤の利用が無難なのです。

それから、白いダウンで襟元が汚れてきたからといって、「塩素系」漂白剤を使うのはアウト! 傷むだけでなく、オフホワイト系の生地がまだらに色抜け……なんてことになりかねません。

ちなみにガイドの持っているインナーダウンの洗濯表示には「酸素系」の漂白剤も避けるよう指示があります。


【3】温度に注意! ぬるま湯を使い、乾燥機は場合によってOK
羽毛は冷たい水と高温のお湯が苦手です。またガイドの経験上、高温のお湯を使うと色落ちしやすいものが多いように感じます。洗いやすすぎには「ぬるま湯」を使いましょう。

乾燥機の利用については、インナーダウンであれば羽毛も少ないので陰干しで充分でしょう。厚手のダウンジャケットなどは乾燥機(あまり高温にならない機種で)を10分程度かけるとよいといわれます。乾燥機を使うと内部のダウンやフェザーが乾きやすくふんわりもしますが、羽毛はもちろん生地の化学繊維も乾燥機の高温でダメージを受けるものがあるので注意。洗濯表示に「家庭用の乾燥機もかけないで」と書かれているものもあるくらいです。

なお「乾燥機内の温度」は機種によって異なりますし、コインランドリーの乾燥機は家庭のものより高温になります。

上記の注意点をしっかり把握したら、つぎはいよいよ洗濯です。手洗いで行なう場合、洗濯機で行なう場合、それぞれご紹介しましょう。



手洗い編

【手順1】中性洗剤を使って洗剤液を作る
洗い桶がなければ洗面台でも!

洗い桶がなければ洗面台でもOK!

洗剤液は、30℃くらいのぬるま湯を使い、中性洗剤の説明どおりの濃さで混ぜて作ります。ダウンジャケットは水を多く吸い込むので、多めに作っておくとよいでしょう。

大きめの洗いおけか、なければ洗面所の洗面ボウルや洗濯槽でもOK。ちなみにガイドはお風呂に入った時に洗面器とシャワーを使って、そのまま洗う事もあります。1着だけならこれがかえってラクだと思いますよ!

【手順2】洗うときは「押し洗い」で
洗う際は、軽くたたんで洗剤液に浸し、両手を広げて衣類を押して沈めたり浮かべたりする「押し洗い」にしましょう。ダウンの状態を考え、もんだりこすったりは絶対しないこと。

また、洗剤液に沈める時はゆっくりと。撥水加工されていて水をはじくものが多いからです。押し洗いをくり返しながら、洗剤液を繊維の中にくぐらせるイメージで汚れを洗い落とします。汚れがひどい襟や袖口は、指でつまんで細かく押し洗いしましょう。


【手順3】すすぎはシャワーを使うのがラク!
水を替えてすすぐのもよいです。シャワーだととてもラク!

水を替えてすすぐのもよいです。シャワーだととてもラク!

洗剤水を捨て、きれいなぬるま湯に換えて2、3回すすぎの押し洗いをします。シャワーを使って洗い流してもOK(こちらがラクかも!)。


【手順4】脱水して干す
脱水は 軽く押し絞るように。ギュッと握って絞ると、ダウンがちぎれてしまうのでダメ! その後タオルを表や裏から押し当てて水分を吸い取る「タオルドライ」法で脱水し、風通しのよい日陰でしっかり干します。

 


洗濯機編

洗濯ネットに入れ、洗濯設定を変えて、スタート。

洗濯ネットに入れ、洗濯設定を変えて、スタート。

【手順1】必ず洗濯用ネットを使用
ダウンのファスナーなどは留めてから、必ず洗濯用ネットへ入れます。

洗濯用ネットへ入れないと、脱水時に水を通さないナイロンなどが影響して洗濯機がうまく動かなくなる事故事例もあるので要注意です。また、衣類がからんで傷んでしまいます。


【手順2】洗濯機のコース設定&脱水の裏ワザ
洗濯機のコース設定では、ソフトやドライなどの名になっている弱水流のコースを選びます。中性洗剤を入れ、できるだけぬるま湯を使えるようにし(お風呂の残り湯でもOK)、ネットに入れたダウンを入れてスタートします。

なお、脱水の時に一度洗濯機を止めることができるなら、乾いたバスタオルを1枚加えると、タオルがダウンの水分を吸ってくれるので、干してからの乾燥時間を短くできます。一度ネットからダウンを出し、タオルでくるんでからネットへまた入れるとさらに効果がありますよ!


【手順3】干すのは脱水後すぐ!
形を整えてしわをのばし、ハンガーか物干し竿にかけて、風通しのよい日陰で干します。脱水後すぐにこれをしないと、目立つシワが残ったり型崩れしますので要注意。中までしっかり乾くよう、できれば2、3日干すのがよいでしょう。湿ったまま収納すると、臭いやカビの原因になります。

なお、内部のダウンが寄って固まっている場合は少し乾いてから、ほぐして広げ直します。本記事で何度もお伝えしたとおり、強く揉むとダウンがちぎれてしまいますので絶対に揉まないようにしましょう。



いかがですか? 臭うダウンを着ているよりは洗ってしまって気持ちよく過ごしたいものですね。完全に洗濯する前に、汚れや臭いがたまりやすい襟、袖、脇だけケアするのも手です。


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