パクツイは著作権侵害行為に当たる
人気のあるツイートをTwitter上で検索すると、まったく同じものが多数見つかります。多くのユーザーが安易に行っているパクツイは、違法なのでしょうか。
規約上許されていないパクツイ
Twitterの元々の機能に、リツイートがあります。リツイートとパクツイの違いは何でしょうか。リツイートの場合、ツイートした元のアカウントは分かる状態となっています。一方のパクツイは、ツイートのみをコピペして自分のものとしてツイートし、元のツイート主のアカウントの存在を消している点が異なります。Twitterのサービス利用規約を見ると、「ご自身のコンテンツが著作権を侵害する方法でコピーされたと判断される場合は、当社の著作権侵害報告フォームにアクセスしていただくか、以下の当社のCopyright Agent(著作権通知窓口)まで報告をお願いします。」とあります。つまり、そもそもTwitterの規約上、パクツイは許されていないのです。
なお、パクツイを通報して認められると、パクツイは非表示にされるなどの対応をしてもらえるようです。
パクツイは著作権法違反
パクツイは規約違反行為ですが、法的に見るとどうなのでしょうか。ツイートにはオリジナリティがあるはずなので、著作物に当たると考えられます。つまり、著作物の複製なので著作権法違反に当たります。複製権(著作者のみが複製する権利を有する)
公衆送信権(著作者のみが公衆送信する権利を有する)
氏名表示権(著作者のみが著作者名の表示有無などを決められる)
などに違反すると考えられるでしょう。
特に若いユーザーは、フォロワーを増やしたい、リツイートや「いいね」がほしいという理由で安易にパクツイをしてしまう傾向にあります。しかし、パクツイは規約違反行為の上、違法行為でもあります。絶対にやらないようにしましょう。
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