松本隆一の値引き生情報「ステップワゴン同士の争いにもち込むべし」
雑誌「月刊自家用車」で私が担当する「松本隆一の値引き生情報」に寄せられた読者からの値引き体験談をお届けするこの連載。今回はステップワゴンの値引きに成功した群馬県在住の41歳会社員・X氏からのレポートです。
ホンダのディーラーは各地に経営資本の異なる店があるので、ステップワゴン同士の争いにもち込むのが一番効果的。ただし、いきなりこの手を使うと警戒されることもあるので要注意。当初は新型セレナやヴォクシー/ノアとの競合で揺さぶりをかけて、煮詰まったところで「同士討ち」にもち込むといいですよ。
では、X氏からのレポートをどうぞ!
先進機能の新型ステップワゴンを目標250万円で値引き交渉
大事に乗っていた16年目のエクストレイル(走行距離約19万km)だが、2016年8月のこと、猛暑の中でエアコンが突然、効かなくなった。ディーラーで診てもらうと、修理見積もりは8万円! 20万km走破を目標にしていたが、買い替えを決意する。翌週、軽自動車を購入したことのあるホンダへ。以前の担当は退職されていたが、代わりに爽やかなイケメンが応対してくれた。ステップワゴンの見積もりを出してもらうと、支払い総額は275万円。逆算すると値引きは15万円程度だ。
担当セールス「決めていただけるなら、もう少しなんとかします」
X氏「エアコンが故障したクルマで過ごすのは厳しいので、代車を用意してもらえますか?」
担当セールス「契約していただければ納車まで代車を用意しますよ」
次の日は午前中に日産へ。発売前の新型セレナを勧められるが、値引きが厳しく、完全に予算オーバー。そこで「旧型を検討したい」と申し出たが、「もう販売していません」。残念。
午後から家族揃ってホンダへ。月刊自家用車に載っていた「純正ナビプレゼントキャンペーン」を尋ねると「まだやっています」。
商談を進めるが、支払い総額は264万7000円になったところでストップ。こちらの予算は250万円なので、まだ隔たりがある。
気分を変えるため、商談を中断してステップワゴンに試乗。視界が広く、エンジンは1500ccながらパワー不足を感じない。子供は3列シートとわくわくゲートに大喜び。
ショールームに戻って、再び商談を開始。
担当セールス「250万円は無理ですが、なんとか260万円にします。これで決めてください」
X氏「納車の際にガソリン満タンをお願いできますか?」
担当セールス「わかりました」
これで契約。最終的な値引き条件は車両本体から18万9974円引き、付属品15万5844円から11万7720円(ナビプレゼント)引き。さらに、16年落ち/走行距離19万kmのエクストレイルに5万円(リサイクル料1万2470円を含む)の下取り査定額を付けてくれた。なお、クレジット払いの上限40万円を使って、約1万2000円分のポイントをGET。
下取り車のエクストレイルを引き渡して、納車(9月上旬から中旬)まで代車を出してもらう。猛暑の最中、エアコンの効くクルマが確保できたのは嬉しい限り。
松本隆一の値引き採点 評価は5点満点で「4」
ということで、X氏からのレポートをお届けしましたが、私の値引き採点は5点満点で「4」。- 車両本体価格 263万1600円
- トータル値引き 30.8万円(8%税込み)
- 値引き率 11.0%
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