自動車保険

自動車保険の節約術 エコノミー型の車両保険(2ページ目)

自動車保険の保険料を抑えたいと考えたとき、効果が大きい方法の1つは車両保険を外すこと。それは心配……という人には、車両保険を一般型からエコノミー型に変更するという選択肢もあります。エコノミー型と一般型の補償対象の違いを解説し、保険料がどのぐらい違うのかも検証します。

執筆者:平野 雅章

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地震による損害に備えたい人はエコノミー型が選択できない場合も

「地震・噴火またはこれらによる津波」による損害は、一般型でもエコノミー型でも補償の対象外

「地震・噴火またはこれらによる津波」による損害は、一般型でもエコノミー型でも補償の対象外

ここまではエコノミー型で補償されないケースについて考えてきましたが、一般型とエコノミー型の選択では、もう1つ注意したい点があります。車両保険では「地震・噴火またはこれらによる津波」による損害は、一般型でもエコノミー型でも補償の対象外となります。こうした災害への備えとして、地震・噴火・津波で車が損害を受けた場合に補償される特約をセットできる保険会社もあります。

補償内容は全損時など一定以上の損害を受けたときに限り、例えば50万円などの定額を支払う保険会社がほとんどですが(車両保険の保険金額の全額を支払う保険会社も一部あります)、一般型の車両保険にのみセット可能なケースも。こうした特約が必要と考える場合、エコノミー型を選択できなくなる保険会社があることも知っておきましょう。
 

エコノミー型が向いてるかどうかは慎重に見極めたい

車両保険に入ると自動車保険料が高くなってしまいますが、エコノミー型であれば一般型に比べると保険料が大幅に安くなり、加入しやすいのは事実です。一方、補償の対象となる状況が限定されるため、補償の対象を正確に理解し、自分が走行するエリア特性や車の利用方法を考えて、エコノミー型が向いているかどうかを慎重に見極める必要があることを頭に入れておきましょう。

ここまで、エコノミー型に注意を促す内容が中心になりました。しかし、車を購入して時間が経過、自動車ローンはなく、車両保険の保険金額も多くなく、事故の発生時に補償の対象外で車の損害が自己負担になっても大きな問題とならない状況では、エコノミー型の車両保険も有力な選択肢になることを最後に付け加えておきましょう。
※本件ガイドが提供する記事は、特定の保険商品の募集を目的としたものではありません。また、掲載される情報の著作権は株式会社オールアバウトが有し、各国の著作権法、各種条約およびその他の法律で保護されています。
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