SNSの出会いの注意点
SNSを使った出会いが急増。だまされないための方法は?
SNSが当たり前になった今、結婚相手探しにもSNSやスマホアプリなどが活発に利用されています。出会い専用のアプリがあったりするので、婚活を始めるハードルはかなり低いといえそうです。
一方で、結婚相談所や顔見知りの紹介などのように、相手がどんな人なのか、信用できるのかわからないという不安な点もあります。
そこで昨今増えているトラブルや詐欺に遭わないために注意すべきポイントを紹介したいと思います。
相手が再婚だったことを知らなかった!
42歳の女性・Aさんは、ある男性にSNSで出会いました。雰囲気も良くお互いに気持ちが盛り上がって結婚を考えるようになったとき、男性がバツイチであったことが判明します。「でも、今はシングルだよ!」と男性は主張しましたが、Aさんは大切なことを黙っていた彼に対してがっかりです。
しかも子どもがいて、親権はないものの養育費や今後の相続の問題など山積みになっていました。重要なことを隠されていたことが原因で、男性とはお別れしたそうです。
バツイチの事実を伏せ、「独身」で登録する人は多い
バツイチで子どもがいる男性(親権がない場合も多い)が、プロフィールに自分のことを掲載しないことは、婚活において、正直言って、けっこうあります。今の状況では再婚できないと考えてしまうからです。バツイチであっても独身であるのは間違いありませんが、子どもがいて養育費を支払っているような場合には、再婚した後でもお金の問題が出てきます。
嘘をつくのはいけませんが、隠すのは嘘ではありませんし、男性の方には悪気がないことが多々あります。出会って仲良くなってから話そうと考えているからです。
「家族の事情」を隠して婚活する独身者もいます
とはいえ、自分の状況のことを隠すのは男性ばかりではありません。女性も年齢や婚歴、子どもがいることを書かない人は多いのです。加えて両親と同居していることや、結婚したら介護の問題が出てくること、兄弟がすぐ近くに住んでいることなども伏せている場合があります。結婚したら家族のことや仕事のこと、子どもがいるかどうかはとても重要な問題になってきます。
特に核家族に慣れてしまっている人は、結婚相手のすぐ近くに身内がそろっていたりすると、その時点でアウェイになってしまいます。結婚して周りは相手の親族ばかりとなると、自分の味方がいないのでは……と誰しも不安になるので、早い時点で正直に伝えておく必要があります。
友達や行動から相手を読み解く
では、なかなか自分のことを話してくれない相手を知るにはどうしたらいいのでしょうか。SNSで出会ったならば、それを利用しない手はありません。投稿している写真やコメント、つながっている友達を探ってみましょう。
たとえば自分には仕事だと言っていた時間帯に飲み会に参加していたなんてことはありませんか? プロフィールにおかしい点はありませんか?
好意を持つ相手を疑うのは気がひけるかもしれませんが、一度冷静になって相手を見て損はありません。その上で納得できればお付き合いをすればいいですし、納得ができないなら相手に説明をしてもらってもいいでしょう。
お金の問題などトラブルが出てからでは遅いので、客観的な視点を持つように心がけてほしいと思います。
結婚相談所を利用するのも手
相手がバツイチかどうかを見抜けるかわからない、そんな時間なんて無駄、と思ってしまう人は、結婚相談所を利用するのも手です。登録時には独身証明書など本人確認をしっかり行っているので、プロフィールに嘘はありません。
特に、時間がせまってきている40代は、出会いから相手を知るまでに長い時間をかけるのがもったいないので、プロに任せるのがオススメです。