2016年の香水を総括!買うべきメンズ香水とは?

2016年の香水を総括!買うべきメンズ香水とは?

2016年の香水を総括!買うべきメンズ香水とは?

2016年も男性向け香水の総括記事をお知らせする季節になりました。ここのところ、香水業界はいわゆるチャイナマネーに押され気味。赤やゴールドといったパッケージが多かったことにお気づきでしたか? また中国をモチーフにするようなお茶などをテーマに用いることも多かったですよね。それは、有望なお客様を意識してのこと。悪いことではありませんが、あまり続くと食傷気味。それが少しずつ元に戻ってきた2016年といった感じです。

大まかな流れを振り返ってみると、グルマンな香りが相変わらずの人気。やはり経済的にも政治的にも不安な要素が多く、ハッピーさを求めているのでしょう。男性の香水では数年前のウードなどオリエンタル全盛がやや弱まってきました。甘めな香りは相変わらずトレンドですが、その揺り戻しからまたマスキュランな傾向も見え隠れ。そんな状況を踏まえつつ、2016年のベストバイ・メンズ香水を発表します。


イタリアらしい陽気なフェラガモ

サルヴァトーレ フェラガモ ウォモ オーデトワレ 30ml 6500円、50ml 8400円、100ml 1万1800円

サルヴァトーレ フェラガモ ウォモ オーデトワレ 30ml 6500円、50ml 8400円、100ml 1万1800円

サルヴァトーレ フェラガモ ウォモ」には「人生を楽しむ香り」というサブタイトルがついています。香水ビジネスが好調なフェラガモですが、大ヒットしているアクア エッセンツィアーレのシリーズはいい意味で使いやすさに溢れた香り。初心者でも、気負わずに纏うことができます。

それに対して、こちらの新作は調香師が本当に作りたい香りを楽しみながら作ったということが伝わってきます。巨匠のアルベルト・モリヤスと若手でイケメンのオーレリアン・ギシャールの2人のタッグで生まれた作品はイタリアのブランドらしい陽気さ、ハッピーさが伝わってきます。

香調はオリエンタル・ウッディとなっていますが、甘いティラミスの香りがメインです。世界的トレンドと先述したグルマンな要素が入っています。そのボトルも楽しい雰囲気で、両側面に入ったブランドロゴのポップさが素敵です。イキイキと元気よく、活動したい方に纏って欲しい香りの仕上がりになりました。


爽やかなジバンシイのサマーフレグランス

ジバンシイ ジェントルマン オンリー パリジャン ブレイク オーデトワレ  50ml 7500円

ジバンシイ ジェントルマン オンリー パリジャン ブレイク オーデトワレ <ナチュラルスプレイ> 50ml 7500円(数量限定につき販売終了)

ジバンシイの「ジェントルマン オンリー パリジャン ブレイク」はサマーフレグランスとして最適な作品。アイコンはドラマ『メンタリスト』で日本でも人気のサイモン・ベーカー。彼のノーブルな印象そのままのエレガンスを湛えています。

レモン、ネパールミントなどのトップから優雅なセージ、ハイチベチバーたちのハーバルでアロマティックな香りは本当に清々しい。とはいえ、牧歌的というよりは都会的。肩の力は抜けているけれど、きちんと自分自身を持っている、まさにパリジャンなイメージです。

「サマーフレグランスは軽すぎて、ちょっと……」という方にぜひ試してもらいたい、そんな香り。紳士のためという冠がぴったりはまっています。


ペンハリガンでラベンダーの魅力を再発見

ペンハリガン No.33 コロン 50ml 1万4500円/100ml 2万500円

ペンハリガン No.33 コロン 50ml 1万4500円/100ml 2万500円

紳士のためといえば、貴族的な出自を持つペンハリガン。ここのところ精力的に新作を発表していますね。2016年、印象に残ったのが「No.33」。これは同ブランドの記念碑的作品で、ブティックをロンドンのセントジェームズ・ストリート33番地へ構えたことに由来します。

男性用の香料の代表格であるラベンダー、これをベースに使ったもので清潔感に溢れる香り。もともとペンハリガンは「ハマン ブーケ」「イングリッシュ ファーン」など歴代の名作にラベンダーを使用してきました。それを現代的にアップデートさせたものがこちら。素朴なアルモワーズ(ヨモギ)やクラリセージ、ペッパーやジンジャー、タバコなどと組み合わせることで、温かみとスモーキーさも加えています。

他にもペアフレグランスとしてスコットランド北部の香料とした自然からインスパイアされた男性用の「ブラステッド ヒース」と女性用の「ブラスティッド ブルーム」も印象的でした。しかし、「No.33」の方が個人的には断然好み。というのもペンハリガンらしさが溢れているから。ラベンダー使いの妙味に触れたいなら、ぜひ、お試しを。


華やかさを演出するならクリードで

クリード オードパルファム ロイヤル メイフェア 75ml 3万2000円

クリード オードパルファム ロイヤル メイフェア 75ml 3万2000円

出自が正しいと言えば、同じくイギリス生まれのクリード。後にパリに移転するので、イギリス生まれ、パリ育ちといった方が正しいかも。さて、そんなクリードからはウインザー公爵を讃えた香り「ロイヤル メイフェア」が出てきました。

ロンドンの高級住宅街・メイフェアはグローバルなファッションの中心地。スタイリッシュなセレブが集う場所として知られています。1930年代の華やかさを再現した香りで、ブリティッシュ・ジン、ジャマイカ産ライムなどお酒の香りから始まり、デューク オブ ウインザー・ローズをミドルノートに、そしてバハマ産オレンジやカナダ産シダー、オーストラリア産ユーカリなどのラストノートへと繋がります。この香料の国際色豊かな様子はまさにダイバーシティ・ロンドンといった雰囲気。

優しさの中にも芯の通った強さがあるので、ドレスアップした装いに相応しいでしょう。ビジネスマンがスーツに合わせるのも素敵です。

カップル使いならエルメスのこの2本

エルメス オー ドゥ ルバーブ エカルラットオーデコロンナチュラルスプレー、エルメス オー ドゥ ネロリ ドレ オーデコロンナチュラルスプレー各100ml 1万4000円

エルメス オー ドゥ ルバーブ エカルラットオーデコロンナチュラルスプレー、エルメス オー ドゥ ネロリ ドレ オーデコロンナチュラルスプレー各100ml 1万4000円

男性用ではなく、ユニセックスで使い勝手がいいと思ったものは、エルメスのコロン エルメスのシリーズの2作品です。黄色の方が「オー ドゥ ネロリ ドレ」で、赤が「オー ドゥ ルバーブ エルカラット」。前者は、ジャン=クロード・エレナが、そして後者はクリスティーヌ・ナジェルが調香しています。

このコロン エルメスはパシャパシャと浴びるようにつけたくなる、そんな瑞々しいシリーズです。ネロリとはオレンジの花で、「この香りを手袋にまとわせていたという17世紀イタリアのネローラ公爵夫人へのオマージュ」なのだそう。快活で、優雅。地中海の太陽のような陽気さがあります。フローラルですが、これは男性にもお勧め。

一方で、情熱的な赤のボトルは最近日本でも知られるようになってきたルバーブがテーマ。酸味と甘みのバランスがよく、パイやジャムなどに用いられますよね。その香りもまたユニーク。やはりここでもグルマンな要素がうかがい知れます。個人的にはこちらの方が好み。これらをカップルがシェアしたり、もしくはペア使いしたりすると面白い効果が現れると思いますよ。


香水にパーソナルものを求めたいなら

オードパルファム フォーミュラ・X 30ml 9500円 詳しくはデュードまでundefined03-5458ー3085(受付時間:月~金10~17時、土・日・祝休)

オードパルファム フォーミュラ・X 30ml 1万500円 詳しくはデュードまで 03-5458ー3085(受付時間:月~金10~17時、土・日・祝休)

最後にダウンパヒュームのことに触れようと思います。このブランドは2016年に発売というものではありませんが、今年になって日本でも注目を集め始めました。アメリカのブランドで、元々はカスタムオーダーメイドのブランド。

現在は「フォーミュラ・X」という香水を使って、個々人の肌の匂いを浮かび上がらせ、そこから似合う香りを見つけていくというユニークなもの。言わばツールです。ちなみにガイドは甘い香りがする肌とのことでした。

カウンセリングでは、普段使っている香りや好きな系統などを話していきます。自分の肌の匂いとともに判断して、似合う香水を提案してもらうという非常にパーソナルなもの。今まで、香水は好きなものをチョイスするという経験だけしかしていない人だと、とても新鮮な気持ちになれるでしょう。

元来、香水は貴族が調香師に自分だけの香りを作らせていたという歴史があり、非常に個人的なものでした。大量生産、大量消費の時代を経て、またパーソナルへと戻っていくような流れ。もちろん、ゲランやディオールといった膨大な香水のアーカイブを持つメゾンではカウンセリングを行っていますが、なかなか敷居が高いもの。このようにもっとカジュアルにパーソナルな香りを探せる機会があるのは、香水が定着していく中で必要な過程だと思っています。

なかなか面白い様相を見せた2016年の香水事情。今度はどんなトレンドがやってくるのか、2017年も楽しみですね。


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