夫婦のお小遣い額は、6年ぶりに増加!
今年は、お小遣い増えたかな?
各年代別のお小遣い額を上の表にまとめました。昨年(2015年)は、ほとんどの年代で前年比マイナスだったのですが、今年は、どの年代も前年より増えています。特に、夫では30代(前年比+5,761円)、40代(前年比+4,554円)の増加額が多く、妻では40代(前年比+4,225円)、50代(前年比+4,667円)の増加額が多くなっています。月に4千円以上、お小遣いが増えている、というのは、驚きました。雇用環境が改善されて、「夫の収入が上がった」、「妻がパートなどで働き始めた」などが影響しているのかもしれません。
●夫婦の小遣い、ランチ代、増えた? 減った?
お小遣いが増えれば、プレゼント代も増える?
今度のプレゼントは、少し予算を上げようかな……
一方、妻の平均額は、11,963円(前年比+1,668円)と、全体平均以上にアップ。年代別にみると、20代:13,791円(前年比+832円)、30代:11,380円(前年比+1,674円)、40代:9,329円(前年比+796円)、50代:12,368円(前年比+3,247円)と、どの年代も増額していて、特に50代の妻は、3千円以上と大幅アップしていました。
増加額の幅でみると、妻の方が大きいですが、金額そのものを見てみると、夫婦の金額差が縮小したのかな? という印象です。
夫婦の愛情は、プレゼントの回数や金額で決められるものではないと思いますが、この調査では、「愛情を感じている」と思っている夫婦の方が、「プレゼントの回数が1回以上ある」と回答した割合が多かったそうです。日ごろの思いを言葉や態度だけでなく、形で表すことも大切なのかもしれませんね。
ランチ代は、夫婦の格差拡がる?
そろそろランチもヘルシー志向にしたいな……
男性は、営業等の外出先で「さっと食べられる麺類や丼物を選ぶ機会が多い」という環境も影響しているかもしれません。最近は、ヘルシー志向も高まって、栄養バランスの良い定食を食べる方も増えているので、「1,000円~1,500円未満」も約20%となっています。けれども、「1,500円以上」の割合はぐっと少なく、70代男性を除いて10%未満という結果でした。
一方、妻は、家ではなかなか作る時間が取れない焼き魚や煮魚の定食など、栄養バランスの良い食事を選ぶ傾向があります。また、友達とビュッフェスタイルのランチなどに出かける機会も多いので、「1,500円以上」の割合も高くなっているのではないかと思います。
夫婦のお小遣い額、どう決める?
2人が健康で楽しく暮らせるように、家計管理も意識しようね!
相談にいらっしゃる共働きご夫婦の中には、「生活費など共通にかかる費用を2人で出し合い、残りのお金はお互い自由」という方も多くいらっしゃいます。けれども、夫婦のライフイベント(住まい、教育費、老後)や将来やりたいことを叶えるために、ライフプランを作ってみると、残念ながら、お互いのお小遣いは、もう少し見直さないといけない、というケースが少なくありません。いつまでも「いい夫婦」でいられるよう、将来のライフプランも作った上で、今を楽しめるお小遣い額を決めてみてください。
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