松本隆一の値引き生情報「強気な売り方のHVを攻略するには?」
雑誌「月刊自家用車」で私が担当する「松本隆一の値引き生情報」に寄せられた読者からの値引き体験談をお届けするこの連載。今回はホンダ・オデッセイHVの値引きを狙う埼玉県在住の45歳・X氏からのレポートになります。
オデッセイのなかでもHVは別格で強気な売り方をしてくることが多いです。攻略のコツはアル/ヴェルとエスティマのHVをぶつけていくこと。とくに値引きが大きく緩んでいるトヨタを先行させて、ホンダに揺さぶりをかけるといいでしょう。また、ホンダには経営資本の異なるディーラーがあるので、オデッセイ同士の競合も忘れないことが重要です。
では、X氏からのレポートをどうぞ!
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ホンダと組んで嫁を落とせ!
2年前に購入したオデッセイ・アブソルートの点検を待っていると、担当さん(いまや店長に昇進)がやってきて「Xさん、オデッセイにもハイブリッドが出ましたよ。試乗してみませんか?」この時点ではまったく買う気などなかったが、とりあえず試乗。すると、静粛性は思った通りだったが、加速の良さにビックリ! 現車の“オデ・アブ”を凌駕する走行性能に圧倒されて、にわかに「ハイブリッドが欲しい!」となってしまった(笑)。
セールス担当「ハイブリッドは出たばかりなので10万円引きが限界です」
現車の下取り額は250万円。残債が275万円あるので、月々の返済額は……プラス2万円以上!完全に撃沈。
とりあえず自宅に帰って嫁に報告。当然ながら「まだ2年でしょ、買い替えなんてありえない!」怒られてしまった(苦笑)
しかし、ひそかに電話交渉を重ねると、値引きが15万円に、下取りが255万円に拡大。
トヨタに出向いて、比較するためにエスティマハイブリッドの見積もりを出してもらう。下取りは223万円だったが、値引きは50万8000円! さらに複数の買い取り専門店をまわって現車を査定してもらうと、一番の高値は247万円だった。
ホンダに出向いて“オデ・アブ”ハイブリッドを試乗。今度は高速道路へ。唯一の心配、時速100キロの加速をチェック。素晴らしい! 問題なし。燃費もチェックすると19.6km/Lをマーク!
下取りが25万円もアップ!
X氏「嫁さんのOKがもらえていませんが、僕はぜひ買い替えたいと思っています!」すると、値引きは20万円、下取り額は破格の275万円まで拡大。プラス2万円だった月々の返済額が、この時点でプラス9300円まで下がった。
嫁に最後のお願い。「HONDAセンシングで安全が高まり、燃費も良くなる。ガソリン代は月々8000円くらい浮くよ」
すると、これまで聞く耳持たずだった態度が軟化(笑)。
さらに担当さんにも最後のお願い。
X氏「あとひと押しで、嫁さんを攻略できます。なんとか月々8000円プラスにしてください!」
セールス担当「なんとかしましょう!」
最終的な値引き条件は車両本体価格から27万3344円引き、付属品22万7556円から2万648円引きとなっていた。
現行オデから2年での買い替えでかなり無理をしましたが、良い店長・担当さんのおかげで、家族のための安全で素敵なクルマが満足価格で購入できました。
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松本隆一の値引き採点 評価は5点満点で「5」
X氏からのレポートをお届けしましたが、値引き採点は5点満点で「5」。ウルトラC! 買い得感はめちゃめちゃ高いです。HONDAオデッセイ ハイブリッドアブソルートホンダセンシングEXパッケージ
- 車両本体価格 427万6400円
- トータル値引き 29.4万円(8%税込み)
- 値引き率 6.5%
さらに値引きについて知りたい方は「月刊自家用車アーカイブスforカーコン・マーケット」もチェック!
■こちらのコンテンツは「月刊自家用車」2016年9月号(内外出版社)内の記事を転載・一部改変したものです。
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