超年下男性は、女性にとっていいことずくめ?

40~50代の女性が20歳近く年下のアラサー男性と結婚した、という話をときどき聞く。

40~50代の女性が20歳近く年下のアラサー男性と結婚した、という話をときどき聞く。

近年のカップルにおいて、男性がかなり年下、女性がかなり年上という例も最近は少なくない。いったい、どうやって知り合い、どうやって結婚までいくのだろう。女性側から見て、「超年下男との結婚」は、どんなメリットがあるのだろうか。
   

18歳年下の男性と別居婚を決めたバツイチ女性

超年の差カップルが結婚を決めた理由とは。

超年の差カップルが結婚を決めた理由とは。

アカリさん(45歳)は、2年前、18歳年下(27歳)の男性と結婚した。流通関係の会社に勤める彼女が、仕事で彼と知り合ったのは3年前。1年間の交際を経て結婚した。彼女は再婚、彼は初婚。結婚を決めた当時、彼女には18歳になる高校生の息子がいた。

「そんなに年下とつきあって気が引けないかと、友だちには言われました。でも彼も大人なんだから、大人の男女のことに遠慮する必要はないですよね。彼のほうだってイヤならつきあわないはずだから。プロポーズしたのは私からです。『このままつきあっていてもいいんだけど、私は白黒はっきりさせたい。あなたは若いから将来があるけど、私は先がないんだから』って(笑)。『どうしたいの』と聞かれて、『結婚して』と言ったら、彼が『はい』と。こんな年上で申し訳ないという気持ちは、なくはないんですよ。でもそれを言ったら、かえって彼に失礼だと思う。年齢差を気にしてないふりをして明るく振る舞うのが、大人のオンナの腕の見せどころでしょう」

年下男性をゲットした女性の多くは、アカリさん同様、「年齢差を気にしないことにしている」と話す。自分が気にしたら、かえって相手が気にしてしまうから。「かわいそうだ」と思われて結婚して「もらう」ことには、みんな否定的だ。それくらいなら結婚してもらわなくてけっこうと堂々としている。ただ、アカリさんの場合は息子の反応がいちばん気になったそうだ。

「問題は息子。私が誰かとつきあっていることは薄々知っていたみたいだけど再婚するとは思ってなかったみたい。相手の年齢を聞いて絶句していましたが、次に笑い出して、『18歳違いって、俺1人分だね』って。でもやはり、ふたり暮らしの家に、いきなり知らない男性が一緒に住むのはストレスが大きいと正直に言ってくれました。もともと息子は北海道の大学に進学したがっていたので、じゃあ、大学に受かったら息子は家を出ていく、そして私は彼と同居する。そういうことになったんです」

ところが実際はそううまくはいかず、息子は北海道の大学受験に失敗し、都内の大学へ通うことになった。

「別に同居しなくてもいい、と私は思っていたんです。だから、ときどき、彼が家に来るというスタイルで結婚生活が始まりました。2年たった今では、息子が彼とすっかり仲良くなって、ふたりでサイクリングに出かけたりしています。息子がひとりで彼の家に泊まってくることもある。いずれは家をひとつにまとめるでしょうけど、息子も成人したので、それぞれが好きなように暮らそうということになっています」

18歳年下の彼は、「家族はこうあるべし」ということにはとらわれないタイプ。だからこそ、大人3人の生活は緩くつながってうまくいっているようだ。
 

22歳年下と結婚した女性が語る「超年下男との結婚」のメリット

超年上と結婚する男性は、「結婚や家族、女性とはこうあるべしということにとらわれないタイプが多い?

超年上と結婚する男性は、「結婚や家族、女性とはこうあるべしということにとらわれないタイプが多い?

年下男性は女性を支配したいとか征服したいという欲求を見せることがほとんどなく、年上女性はかえって素直になれると聞いたことがある。それによって、年齢差があるのに、「母と息子のような関係」にもならずにすむという。

「本当に親子くらいの年齢差があるので、逆にそうは見えないよう、お互いに男女であろうという努力は欠かしません」

そう話すのは、シオリさん(49歳)だ。つい最近、22歳年下の男性と結婚したばかり。行きつけの居酒屋で知り合ったふたりは、2年ほどいい友だちだった。それが急展開したのは、彼が別の女性にフラれてから。

「自分のどこがいけないんだろうという彼の愚痴を延々聞いて、最後はウチに泊めちゃったんですよね。そのときは何もなかったんだけど、翌朝、朝食を作ってあげたら彼がこの上なく喜んで……。彼のために作ったというより、自分が食べたいから作っただけなんですけど」

数日後、「自分も料理が好きだから、今度は作ってあげる」と言って彼は食材を買い込んで家にやってきた。

「そのときうっかり男女の関係になっちゃったんですが、続くとは思っていなかった。私はずっと独身で、両親を介護しながら働いてきて、5年前から施設に預けています。そんな事情もあって、彼には彼にふさわしい若い子がいるはずと思っていた。でも、彼は私の事情を詳しく知ると、『結婚しよう』と。『私はもう子どもも産めないし、もっと老いてから捨てられるのもイヤ』と断ったら、『オレはそんなハンパな気持ちじゃない』って……」

彼女は趣味でバンドをやっている。彼はそれを聴きに来たこともある。実はその頃から彼女に心惹かれていたらしい。

「私がバンドのメンバーとつきあっていると思い込んでいたみたい。彼にも彼女がいたしね。友だち期間が長かったから、彼がいい人だとわかっていたけど、フラれて自棄になって、私と結婚したいなんて言っているのではないかと、どこか疑っていたんです」

それでも、人生、一度くらいエイヤッと決意して結婚してみてもいいかと思えたのは、彼が足繁く、彼女の両親の施設に通ってくれたから。彼がせっせと話しかけているうちに、両親にも笑顔が増えたのだという。

「私は今まで誰にも甘えたことがなかったんです。でも彼は思いきり甘えさせてくれる。今までがちがちに肩肘張っていたのが、ふっと力が抜けました。周りにも、最近、表情が優しくなったと言われるんです」


もちろん、超年下だからすべてがうまくいくというわけではない。相性やタイミングも大きいだろう。だが、年齢差があるからこそ、相手に思いやりをもてるということもある。「年齢を気にしない」のではなく、年齢差を逆手にとって、よりお互いへの思いを深くする可能性もあるのかもしれない。

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