国政選挙に地方選挙、毎年さまざまな選挙戦が各地で繰り広げられます。

昔に比べればだいぶよくなったようにも感じますが、相変わらず選挙カーで回りながら、がなり立てるスタイルの候補者もいるでしょう。

住民の「騒音被害」なんか知らんぷり。スピーカーの音量を上げれば上げるほど票が減るのではないかと感じるのですが、一定の層には効果があるのだそうです。

住宅街の一戸建て住宅やマンションでは、普段が静かなため、防音対策が十分ではないケースも多いでしょう。また、それぞれの音がもつ固有の周波数や周辺建物への反射で、マンションの下の階よりも上の階のほうがうるさく感じられることもあるようです。

以前、私がマンションの7階に住んでいたときのことですが、選挙カーからのスピーカー音が異常に響いてびっくりしたことがあります。2階とか3階の部屋に住んでいた頃には経験したことのないような大音量で、テレビの音を大きくしてもまったく聞き取れなくなりました。

すぐに通り過ぎてくれればまだよかったのですが、20分近くにわたって同じ場所からの大演説が続いたのです。

そのときは環境保護の問題をアツく訴えている候補者でしたが、「自分自身が “生活” 環境を破壊していることにすら気がつかない候補者なのか」と、情けなく感じたのを覚えています。

住宅を選ぶときには外部騒音にも気をつけたいものですが、選挙カーからのスピーカー音などはチェックする機会が少ないだけに非常に難しい問題でしょう。選挙戦に備えて防音対策をするというわけにもいきません。

うるさすぎる候補者は自動的に失格、落選するようなルールにすれば解決するのでしょうか。


>> 平野雅之の不動産ミニコラム INDEX

(この記事は2007年4月公開の「不動産百考 vol.10」をもとに再構成したものです)


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