都会のど真ん中で“田舎のぬくもり”を五感で感じる!「ふるさとチョイスCafé」
東京・有楽町駅からほど近いビルの地下に、突如現れた田舎の原風景――。のどかな田園地帯や涼しげな渓流の様子、夏の夜空を彩る花火などの映像が壁一面に映し出され、鈴虫の鳴き声や川のせせらぎ音が優しく響きます。縁側を思わせる板の間にはちゃぶ台が置かれ、頭上には大きなシンボルツリーが――。思わず都会のど真ん中にいることを忘れてしまいそう。実はココ、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営するトラストバンクが7月1日にオープンした「ふるさとチョイスCafé」なるスポット。
コンセプトは、「都心にいながら、ふるさとを身近に感じられる場所」。ゆったりとした雰囲気の中、ふるさと納税の相談や申し込みができるほか、展示された「お礼の品」を直接見たり、地域の食材を使った軽食も楽しめる、これまでにないスタイルのカフェとなっています。
「ふるさと納税」については、すでにご存じの方も多いはず。しかし、実際に寄附したお金がどんな風に使われ、どう役立っているのかという点についてはあまり知られていないのが現状です。そうした寄附金の使われ方や、ウェブサイトの情報だけでは伝えきれない地域の魅力を発信するのがカフェ設立の目的です。
「地域と都心の人々が繋がる場にしたい」という思いから、店内には様々な工夫が凝らされています。そのひとつが、ひときわ存在感を示すシンボルツリー「ふるさとの木」。訪れた人々が書いたメッセージカードが、各都道府県をかたどったランプの下につるされ、さながら果実のよう。寄せられたメッセージカードの数が増えたら「実を収穫して」、各自治体に思いを届ける仕組みになっています。4月に発生した熊本地震の影響により、特に被災地へのメッセージカードが目立っていたのが印象的でした。
さらに、スカイプを使って大スクリーンで地方自治体の人たちと直接ビデオ通話でコミュニケーションをすることも可能。今後は、地方自治体の職員や「お礼の品」を提供する生産者の人々と交流するイベントなども予定されており、さらに「リアルな繋がり」を充実させていく模様。
お仕事帰りにふと立ち寄って、ふるさとに思いをはせてみるのもいいものですよ。
☆次回は、「ふるさとチョイスCafé」の具体的な利用法と楽しみ方をお伝えします。
『ふるさとチョイスCafé』
新有楽町ビル地下1階(有楽町駅から徒歩1分)
〒100-0006 東京都千代田区有楽町1丁目12-1
取材・文/西尾英子
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