大切な人を信じる方法とは
大切な人を信じることが出来ますか?
<目次>
人を信じる方法1:その不安の根源が何かを探す
相手を信じられないと考えられる原因は2つあります。(A)現実的に相手が怪しい行動をしている。
(B)「相手を失うのが怖い」「傷つきたくない」といった自己防衛からきている。
どちらかが原因のこともあれば、両方で当てはまることもあります。それによって、やるべきことも変わってきます。まず、(A)の場合はどうしたらいいでしょうか?
人を信じる方法2:疑問があったら素直に聞く
相手の態度で「?」と思うところがあれば、素直に聞いてみるといいでしょう。このときのポイントは、疑っているから聞くのではなく、「興味があるから、聞かせてほしい」「あなたのことをもっと知りたいから、教えてほしい」という気持ちで質問することです。
基本、パートナーを疑うことで一番多いのは、「相手が浮気をしていないか?」です。例えば、浮気が疑わしい彼に「今日は友達と飲むんだ」と言われたら、「へぇ!どんなメンバーで飲むの?」「どんな趣旨の集まりなの?」と素直に聞いてみるといいでしょう。
もし合コンだったら、本当のことを言う人は少ないかもしれませんが、飲み会が終わった次の日くらいに、「飲み会、どうだった?楽しかった?」「そのメンバーだと、どんな話をするの?」と、その会ではどんなことが楽しかったのかを聞けば、ある程度のことは見えてくることもあります。もし「お互いの仕事について語り合った」といった内容であれば、合コンで仕事の悩みなどを話すことは少ないので、“シロ”である可能性は高いですしね。
ただ、このとき大切なことがあります。
疑っていたことが現実だったら、どうするのか?を考えておくこと。
例えば、彼が本当に浮気をしていた時に、別れる覚悟があるのか。
意外と相手の浮気によって別れたにも関わらず、ズルズルと未練をもってしまう人はいます。
また、彼が浮気相手と別れてくれたとしても、自分を裏切った相手と今まで通りに付き合えるのか?さらに、相手にとっても、自分が浮気したことを知っているパートナーと付き合い続けることは、立場が悪すぎて精神的にキツイこともあります。
結果、関係の修復ができないまま別れが訪れてしまうこともあります。
相手の浮気を暴くときは、ある意味、「この関係が終わってもしょうがない」という覚悟は必要なのです。
だから、別れる決心、もしくは許せる心がない場合は、「自分は本命なのだ」という自信を持って、「疑わない」ようにするというのも、1つの方法です。現実を受け止める覚悟がないまま突き進んでも、いい選択ができないことはありますしね。
もし真実を突き止めるときは、その結果、「自分がどうしたいのか?」「何を望んでいるのか?」を自分の中である程度、明確にしておいた方がいいでしょう。
(A)の場合、実は「自分が相手に嘘をつかせてしまっている」パターンもあります。
自分が相手に嘘をつかせてしまっている?
すぐに怒るタイプでいると、相手は嘘をつくようになる
人は日常的に喧嘩をすることが面倒なので、だんだんそれを回避するための方法をとるようになります。その方法が「嘘をつくこと(相手の理想であるフリをすること)」なのです。
例えるなら、子供が給食を残したことを怒られるのを恐れて、パンを机の中に隠したり、点数の悪かったテスト用紙を捨ててしまい、「テストなんてなかったよ」と嘘をついたりするようなものです。なぜ相手はそんなことをしてしまうのか?
それは、「あなたが許せない人」だからです。相手は怒られるのが嫌だから、嘘をつくのです。
つまり、相手を信じられるようになるためにも、自分が「相手に嘘をつかせない人=相手を寛容に許せる人」になることも大切なのです。
人を信じる方法3:許せる人になる
自分の理想を押し付け、相手を思い通りにしようとする人は意外といます。その通りにならないと、「別れる!」なんてキレて、半ば強引に相手が言うことを聞かなくてはいけなくなってしまうと、相手は自分らしくいるために、あなたに嘘をつくようになります。
例えば、好きな趣味があるのに、それに時間とお金を費やすと小言を言われるくらいなら、「仕事がある」といって週末、外出してしまった方が楽ですし、自分の交友関係についていちいち口を出されるくらいなら、嘘をつくどころか、「面倒くさいから、このことを話すのはやめよう」と、言わないこともどんどん増えるようになります。それでは、2人の心はどんどんすれ違っていきますよね?
自分の理想とは違っても、相手が他人に迷惑をかけるわけでもなく、楽しそうにしているのであれば、ある程度は寛容に許せるようになった方が、お互いに付き合っていて幸せになれます。
どうして「お互いに」と言ったのかというと、理想を押し付ける人の中には、「私が嫌がっていることを、相手がやっている」=「私のことを愛していないんだわ」という発想を持ち、怒りを増長させてしまう人もいるからです。
少なくとも、あなたが嫌がっていることを相手が知らないのであれば、相手はあなたが嫌がることを知っていてやっているわけではないので、相手の愛情を疑うことはなくなる、とも言えます。
でも、実際に、相手はあなたを愛していないから、あなたが望まないことをするわけではありません。
もちろん浮気など、2人のルールに反することは許さなくてもいいですが、趣味、嗜好などのところでは、ある程度は大目に見てあげた方がいいでしょうね。このように、相手が嘘をつくのには、色々な理由があるものです。そこにはパートナーとの関係を悪くしないための「優しい嘘」もあることを理解した方がいいでしょう。
では、相手を信じられない理由が、「(B)の場合:『相手を失うのが怖い』『傷つきたくない』といった自己防衛からきている」場合はどうしたらのいいでしょうか?
人を信じる方法4:愛情・強さ・自信を持つ
相手を信じられる自分に!
裏切られたら、傷つくのが怖いからと、相手を疑ってしまう人もいます。結果、その大切な関係を自ら壊してしまう人もいます。相手を信じ切るために大切なことは何なのでしょうか?究極なことを言ってしまうと、「この人にだったら、騙されてもいいや」と思えるくらいに愛することかもしれません。
そうは言っても、実際にダマされたら怒るものですが(笑)、それくらいの気持ちになること、そして、仮に別れたとしても「1人でも立っていける自信と強さ」を持っていることも、信じるためには大切です。
結局、相手が信られる人、信じられない人という話よりも、「信じられるほどの愛情、強さ、自信がないから信じられない」とも言えます。つまり、「自分自身の問題」でもあるのです。
一体なにを信じるのか?
ただ、信じると言っても、一体何を信じるのか?という話でもあります。なぜなら、人の気持ちは変わります。
人の気持ちどころか、自分の気持ちですら、変わってしまうことがあります。
どんなに人を愛していても、その思いがなくなってしまうこともあります。
つまり、「相手の自分への愛は変わらない」と信じるのは、実は、非現実的な願望とも言えます。
変わらないのではなく、常に相手に「愛され続ける自分でいる」ことの方が重要だからです。
諸行無常と言うように、この世に変わらないものは1つもありません。永遠なものもありません。ただ、いつ変わるのか、いつなくなってしまうのか、というのは、誰にも分からないことです。
それを不安がって、相手を疑ったりして、自ら大切な関係を壊してしまうのは、本末転倒なことです。
だから、もし今、幸せなのであれば、「疑わない」「悪いことは考えない」「自分の不安に負けない」ことは重要なのです。
それこそ、まだ起こってもいない未来に対して怖がるのではなく、何か相手に悪いことをされたと分かった時にきちんと叱ればいい。それだけのことなのです。
結局、己の持つ「恐れ」が、自分を狂わせるもの。
それで大切な関係を壊すことだけは、避けたいものですよね。
人を信じることは難しい
人を信じることは難しいものです。それは「自分の弱さとの戦い」でもあるからです。世の中には信じられる人もいれば、信じない方がいい人ももちろんいます。
それをできるだけ冷静な目で見極め、さらに、相手を信じられる愛情・自信・強さを持って、パートナーシップを築いていきたいものですね。
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