「パートナーの一言」その1:「君のままでいいんだよ」
「ありのままの~♪」という映画『アナと雪の女王』の大ヒット主題歌『レット・イット・ゴー』もありましたが、悩み、苦しんでいるときには「こうしたほうがいいよ、こうすべきだ」というアドバイスよりも「そのままの君でいいんだ」という言葉の方が、数倍、乗り越える力になります。もともと男性は「教えたがり」、「指導したがり」の傾向があるので、ついついしたり顔で「こうすべきである」という理由をとうとうと語ったりしがちです。しかし、本当にメンタルが弱っているときには、このようなアドバイスも「君のやり方が間違っている」という否定にしか受け取れない場合もあります。
そんな時に「そのままで大丈夫」と、自分を肯定してくれるパートナーの言葉は、困難を乗り越えるために、自分で自分をを信じる力を与えてくれる、何よりの励ましになります。
ある報道によると、元アナウンサー高島彩さんは、ご自身の妊娠後期に出産・子育てへのプレッシャーから情緒不安定に陥ったことがあるそうで、その際に夫であるゆずの北川悠仁さんの「無理することはない。君は君らしくいれば、それでいいんだよ」という言葉に救われたことがあったそうです。
「そのままの自分を認めてくれる人がいる」という安心感はやはり大きな力になりますよね。
「パートナーの一言」その2:「君を応援するよ」
だんな様からの応援は、妻にとって大きな力になるでしょう。
ヤンキースの田中将大選手を支える妻の里田まいさんが「良妻の鑑」として評価されているように「夫の夢をかなえるのが私の夢」という妻の姿は、夫にとって、何物にも代えがたいありがたいものでしょう。
しかし、叶えたい夢があるのは妻だって同じ。だからこそ、妻に対して「君を応援するよ」といってくれるだんな様の言葉は、妻にとって大きな力となります。
元プロテニスプレーヤーの杉山愛さんも、妊娠5週目での流産という経験に打ちのめされていた時、だんな様から「君が希望を言ってくれれば、どんなことでも応援するから」と言葉をかけられたという経験を語っていました。
そこには、パートナーの思いを大切にして、それを一緒に叶えようと寄り添ってくれるだんな様の深い愛情があることがしみじみと伝わってきます。
「自分の信じる道を歩いていいんだ」という自信を回復させてくれるだんな様の言
葉は、困難に負けずに再び歩き出す力を妻に与えてくれますね。
「パートナーの一言」その3:「どんなことがあっても君を守るよ」
皇太子様が当時の小和田雅子さんへのプロポーズで「いろいろな不安や心配がおありでしょうけれども、雅子さんのことは僕が一生、全力でお守りしますから」とおっしゃったという有名なエピソードをご存知の方も多いでしょう。やはり女性にとって男性からの「君を守る」というフレーズは最もグッとくる言葉。「古臭い」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ディズニー映画のプリンセスにあこがれた少女時代が少しでもあった方なら、心の底にしまい込んだ「お姫様願望」を刺激する一言であることは間違いないと思います。
冒頭にエピソードを紹介した市川海老蔵さんも、今となって思い返せば5月2日のブログで、こんな書きこみをされていました。
SMAPの『らいおんハート』といえば「君を守るために生まれてきた」というのがキーフレーズなラブソング。「実は今 マオが少し体調悪いんです。だから尚更嬉しいんです。私にとって、勸玄も麗禾も大切ですが、一番まおが大切です。例えるならSMAPさんのライオンハートです。」 (部分抜粋)
この時の書きこみの「実は今 マオが少し体調悪いんです」という状態が、実は深刻な状態のがんと闘っていたのだということがわかった今、あらためて「私にとって、勸玄も麗禾も大切ですが、一番まおが大切です」という海老蔵さんの言葉が、痛いほどの妻への思いにあふれていたことに気づいたのは、私だけではないでしょう。
つらいとき、困難な時こそパートナーからの言葉に力をもらう。そしてまた一緒に歩きだせる。そんな夫婦でいたいものですね。
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