50代の家計、平均貯蓄額は1325万円、中央値は501万円

50代のマネープラン

50代の平均貯蓄額は?

50代の平均貯蓄額は、2014年に1124万円だったものが、2015年には1325万円に増えています。中央値(調査した世帯を貯蓄の少ない順から並べたときに真ん中に位置する世帯の貯蓄額)も408万円から501万円に増えています。

2015年のデータを、年収別に、貯蓄ゼロ世帯の割合、平均貯蓄額、中央値を紹介します。
  • 収入はない … 貯蓄ゼロ50%、平均2250万円、中央値2250万円
  • 年収300万円未満 … 貯蓄ゼロ45.6%、平均643万円、中央値10万円
  • 年収300万円~500万円未満 … 貯蓄ゼロ38.6%、平均706万円、中央値200万円
  • 年収500万円~750万円未満 … 貯蓄ゼロ24.6%、平均1309万円、中央値620万円
  • 年収750万円~1000万円未満 … 貯蓄ゼロ11.4%、平均1883万円、中央値1100万円
  • 年収1000万円~1200万円未満 … 貯蓄ゼロ10.4%、平均1925万円、中央値1600万円
  • 年収1200万円以上 … 貯蓄ゼロ世帯10.4%、平均3457万円、中央値1889万円
(家計の金融行動に関する世論調査2015(2人以上世帯調査)より)

まず一番上の収入がない世帯について。半数は貯蓄ゼロですが、不思議なのは残り半数が3000万円以上の金融資産を持っていると回答し、平均値も中央値も2250万円になっていることです。

これは私の想像ですが、50代は早期退職をする人が多いので、早期退職の割増退職金を3000万円以上受け取り、その後は働いていない人が調査対象者の中に含まれていたのでしょう。私も相談を受けたことがありますが、手元には数千万円の預金があるけれど、仕事と収入はなく不安を感じる方が多いようです。早期退職の場合は、事前に、その後のマネープランをしっかり立てる必要があります。

その下の収入がある世帯は、年収300万円未満から1200万円以上まで、昨年と比べ全体的には、貯蓄ゼロ世帯が減り、金融資産の平均額も中央値も増えています。この1年で何があったのでしょうか?調査では、金融資産の増減とその理由についても質問しています。紹介しましょう。

1年前より貯蓄が増えた世帯は3割、理由は株式等の評価額の増加

50代の場合、1年前より金融資産が増えた人は31.7%(金融資産を保有している世帯における比率)。理由は複数回答で
  • 株式、債券価格の上昇により、これらの評価額が上昇したから  29.3%、
  • 定期的な収入が増加したから  22.9%、
  • 定期的な収入から貯蓄する割合を引き上げたから  16.6%
  • 扶養家族が減ったから  14%
  • 配当や金利収入があったから 10.8%
  • 相続・退職金等による臨時収入があったから  9.6%
この調査が行われたのは2015年6~7月。2015年前半は株式市場が堅調だったことが表れているようです。また大手企業を中心に賃上げもありました。一方、自主的に貯蓄割合を増やした世帯もあります。子どもの独立により貯蓄を増やせるようになった、相続や退職金などの臨時収入があったのも50代家計の特徴といえそうです。

1年前より貯蓄が減った世帯は3割超、理由は教育費

1年前より貯蓄が減った世帯も33.8%(金融資産を保有している世帯における比率)とけっこうあります。理由は複数回答で
  • 子供の教育費用、結婚費用の支出があったから  56.4%
  • 耐久消費財(自動車、家具、家電等)購入費の支出があったから  39.1%
  • 定期的な収入が減ったので金融資産を取り崩した  33.8%
など。50代に入ると役職定年で収入が減る、子育ての仕上げとしての費用がかかる、これも50代家計の特徴です。

データからも50代家計の舵取りの重要性がわかりますね。

50代の目標貯蓄額は3000万円?

最後に、50代が考える金融資産残高の目標を紹介します。

平均が2954万円、中央値が1500万円

いかがでしょうか? 我が家は我が家の目標をたてましょう。

(データはすべて「家計の金融行動に関する世論調査2015(2人以上世帯調査)」より)

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