旅行前に知っておきたいスペインの季節・旅の服装

スペインは南欧の国なので、年中温かいイメージがあるかもしれませんが、しっかり四季がある国。地方によって気候や気温の差は、かなりあります。夏でも薄手の長袖カーディガンが重宝するところもあれば、40℃以上の気温になるところもありますし、逆に冬でもコートやマフラーが必要ない地方もある一方で、大雪による雪害で苦しむ地方もあります。

この記事ではバルセロナの平均気温を示していますが、複数の都市をまわる場合は、各都市の気温をチェックして、重ね着ができる洋服を準備しましょう。
春は楽しいお祭りが多い。写真はセビーリャの春祭り、フェリア・デ・アブリル

春は楽しいお祭りが多い。写真はセビーリャの春祭り、フェリア・デ・アブリル

スペイン旅行のベストシーズン

一概にどの季節がおすすめと言い難いのがスペインです……。春は温かく過ごしやすいですが、日本の三寒四温同様、スペインも一日ごとに気温の上下が激しい時期でもあります。半袖でいられる陽気から一転して氷が降ることもあるほど。ですが、セビーリャの春祭りなど、楽しい行事が多いのも春の特徴です。

夏の一大イベント、バーゲンセール。

夏の一大イベント、バーゲンセール

観光客で最も賑わうシーズンは夏。高温、晴天の日がほとんどで、日差しも日本よりも厳しい! 日焼け対策と、熱中症予防にペットボトルの水をお忘れなく。北部は朝晩は冷えるので長袖のカーディガンなどがあれば便利です。7月は1日から夏のバーゲンセールが始まりますが、8月はバカンスで多くのお店が閉まってしまうので、ショッピングメインの旅行は避けたほうが無難でしょう。スペイン独特の夏のドリンクといえばオルチャタ。チュファという植物の根から作られる、癖になりそうなほのかに甘いジュースです。バルやカフェで試してみてください。

秋も気温的にはおすすめですが、10月、11月は天気が安定せず、雨が降ることもしばしば。10月でもまだ半袖で十分な地方もあれば、9月から肌寒い地方もあり、地域によって気温にばらつきがあります。……とはいえ、秋と言えば、やはり芸術の秋。コンサートなどが多く催されるのでカルチャー的に楽しめる時期です。秋が深まる頃はキノコやジビエなど、グルメにはたまらない料理も楽しめます。

一足早く春を告げるアーモンドの花は2月下旬が満開。

一足早く春を告げるアーモンドの花は2月下旬が満開

スペインの冬は、南部の沿岸地方を除いてコートが必要です。どちらかと言えば観光には不向きな時期ですが、バルセロナやマドリッドでは外出が耐えられないような寒い日は少ないですし、クリスマスのイルミネーションなど、この時期ならではの活気もあるので、一概に避けたほうがいいとも言えません。地域によって日にちが若干違いますが、バルセロナでは1月7日から冬のバーゲンが始まります。冬のスペインで味わいたいのは煮込み料理。豚の腸詰とレンズ豆の煮込みなど、寒さも吹き飛ぶエネルギッシュな料理が出回ります。

スペインは一般的には11月から3月頃までがオフシーズンです。リゾート地ではホテルの料金など夏場に比べると若干安めですが、マドリッドやバルセロナではあまり変わらないようです。オフの時期でも見本市などが予定されている会場付近のホテルの価格は跳ね上がります。

以下の記事には、スペイン国民の祝日のみ示しましたが、これ以外にも各自治州によって異なる祝日があります。カトリックの祝日、聖金曜日は毎年3月か4月のなかで日が変わります。地方や年によって異なる祝日も含め、祝日はほとんどのお店が定休日。祝日がショッピングの予定日に当たらないように、事前に祝日をチェックしておきましょう。

アメリカの作家へミングウェイも愛した牛追い祭り、サン・フェルミン

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スペインは大小合わせて年間2,000以上ものお祭りが催されている、お祭り天国。パンプローナの牛追い祭りやブニョールのトマト投げ祭りは日本のニュースでも放送される人気のお祭りです。お祭りの時期のホテルの予約は1年前からする人もいるほどなので、早すぎるくらいがちょうどいい! 3月半ばから10月は闘牛、8月半ばから5月下旬はサッカーがシーズンです。日程をチェックして、是非エンターテインメントも満喫しましょう。