子ども達が遊ぶなら……どれがいい?
子ども達がマインクラフトを遊ぶには、PS Vitaはちょうどいいハードだったんですね
ご両親のPCにマインクラフトをダウンロードして遊ばせてもらう、というのはなかなかハードルが高そうです。スマートフォンで遊べる「Minecraft - Pocket Edition」がリリースされると、iPhoneなどで遊んだ子もいるかもしれません。でもやっぱり、小学生は自分のスマートフォンを持っていないケースが多いでしょうから、これもご両親のを借りるとなると、気軽にというわけにはいかないかもしれません。
ゲーム専用機では、Xbox360版が最初でした、これは日本ではあまり普及していません。その後、PlayStation3版が発売。これもどちらかというと、低年齢層向けのハードではありません。一方で、ファミリー層から圧倒的支持を得ていたWiiやニンテンドーDS、ニンテンドー3DSでは発売されていないんですね。ちなみに、Wii U版はありますが、2015年12月の発売ということで、最も遅い発売となっています。
そういった選択肢の中で考えると、ゲーム専用の携帯機であるPS Vitaは、子ども達がマインクラフトを遊ぶには最良と言える選択肢でした。
日本の売れ筋ではない……とはもう言えない
様々なプラットフォームを合算すると、さらに多くの人がマインクラフトにはまっていることになります
しかし一方で、インディーゲームであったこともあり、最近のゲームにしてはかなり不親切で、画面は特徴的で新鮮ではありますが決して豪華ではなく、さらに言えば、ゲームの目的もはっきりとせず、広いマップの中にポツンと放り込まれた後は、自分で楽しみを見つけださなければ面白くもなんともない、というゲームです。
誰でも簡単に楽しく遊べて、用意された大冒険で盛り上がる、というタイプのゲームじゃないんですね。基本的には、自分で楽しみを探さなければならず、人を選ぶゲームです。
しかし、100万本という数字は、人を選ぶという言い方があまり似合わない数字です。PS Vitaで最も売れているゲームであり、子ども達に大人気のゲームと言えます。つまり、そういうゲームが売れ筋でない、というように思いこんでいただけで、実は、子ども達からすれば面白ければそんなことは関係なかった、と考えた方が適切なのかもしれません。
そしてPS Vitaはマインクラフトによって、子ども達を大きく取り込んだことになります。