社会人は気を付けたい!職場で嫌われるSNSの投稿とは
その投稿、大丈夫?
会社のイメージダウンになる投稿はしない
「同僚が勝手に仕事のことをSNSに投稿している」「先輩に勝手に写真にタグ付けされた」「同僚が匿名で会社の愚痴を言っている」……このようなトラブル相談は多数あります。たとえば2016年5月には、勤務時間外に接客業をして報酬を受けていたとして停職処分にあった岐阜県池田町の同町民生部住民科の女性主事が、停職中に不適切な写真をFacebookに再三投稿したとして懲戒免職処分になっています。SNSへの投稿内容によってクビになることもあるというわけです。
たとえプライベートで使っていても、社会人は周囲から所属する会社の一員として見られています。「社名を背負って利用している」ことを忘れずに利用しましょう。会社のイメージダウンになるような発言・投稿などをすると、炎上につながる可能性があります。会社の信頼を損ねるような発言をすれば、上場企業などの場合は株価などにも影響が出ることもあります。
写真に写り込んだ”あるモノ”で大惨事に……!?
当然、機密情報や守秘義務に当たる内容などは漏らしてはいけません。会社に損害を与えることがないよう、投稿内容には気をつけるべきでしょう。ある社員が自撮り写真をSNSに投稿したところ、背景にリリース前の新製品が写り込んでいて大問題になったことがあります。写真は特に情報が多く写り込みの危険もあるので注意が必要です。「後輩がTwitterで匿名を使って愚痴を言っているのを見つけた。匿名だけれど見る人が見ればすぐに本人と分かるのでどうしようか困っている」……この類いの悩みもよく耳にします。匿名にしていても、ツイート内容や投稿時間などによって、個人の特定は容易なもの。上司やクライアントなどに見つかって大問題となる前に、できるだけ早く注意してあげるべきでしょう。
プライベートに利用する場合は公開範囲を限定すること。匿名でも個人の特定は容易なので、匿名でも問題ある投稿はしないことが重要です。
写真公開やタグ付けは事前に了承を得る
会社の飲み会写真などを勝手に投稿したり、タグ付けしたりすることによるトラブルも多数起きています。「仕事が遅れているけれど付き合いで飲み会に参加したら、勝手にタグ付けて投稿されてしまい、クライアントにバレて激怒された」という類いの話は多数聞いています。このように、そもそもその場にいたことを周囲に伝えてほしくない人もいます。「先輩に写りの悪い半目の写真をタグづけて投稿されて腹が立った」という話も耳にしました。そもそも、撮影時などに「今日のこと(この写真)はFacebookに投稿してもいいですか?」などとあらかじめ断るのがマナー。NGな人がいたらその人を除いて撮影するといいかもしれません。その場で確認しそびれた場合は、自分以外の参加者の顔をスタンプなどで隠して投稿したり、関係者グループに限定公開したりするのがスマートです。
写真で勝手にタグづけされるのを防ぐ設定があるので、その機能を利用するのも手。詳しくは「Facebook のプライバシーを設定しよう」をご覧ください。
投稿内容は他の社員にも気を遣う
Facebookなどでは、投稿内容にも気を遣うべきです。社名を背負っていることを意識するのはもちろん、同僚や上司にも気遣って投稿するのがおすすめです。たとえば繁忙期に有給休暇を取って旅行に出かけたり、新型うつと診断された社員が海外旅行に出かけたりしたことをFacebook内に投稿して問題になったケースもあります。厳密には投稿していけないわけではありませんが、見ているのは人です。その後の人間関係を考えると、周囲の見る人たちの気持ちを気遣った投稿をするのがベターなのではないでしょうか。
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