サタノペルカ・レウコスティクタの基本情報
画像提供:オオツカ熱帯魚
学 名:Satanoperca leucosticta
通称名:ジュルパリ、アースイーター
英 名:Eartheater
分 布:ギアナ、スリナム
サイズ:18cm(TL)
Temp :27-30℃
pH :7.0
シンプルな体色に、キラキラと輝くスポット模様が美しい。飛び出した吻で、砂の中に顔を突っ込んで餌を探す様子が面白く、昔から観賞魚として親しまれている。通常、ジュルパリの市販名で、東南アジアブリードの幼魚が販売されている。
古くは、Geophagus jurupari(ゲオファーグス・ジュルパリ)の名で、昨今でもSatanoperca jurupari(サタノペルカ・ジュルパリ)とされることもある。前者は後者のシノニムで、後者は本種の間違って広まった学名。本種は頬~体側のスポットが顕著なので、本家S.jurupariとの判別は難しくない。
サタノペルカ・レウコスティクタの飼育方法
飼育は容易で、中性から弱酸性の新鮮な飼育水を用意し、餌は人工飼料から冷凍赤虫など、幅広く口にする。この手のシクリッドとしては温和な部類に入るが、小型魚との混泳には注意を払いたい。また、底砂を食む習性から、水草の植栽は不可。ストラクチャーなどの設置も、崩れる恐れがあるので注意が必要。底面フィルターの使用も好ましくない。
底砂を常に食むことから、砂の大きさにも注意を払いたい。余り角のない、細かなものが適しているだろう。また底床はできるだけ清浄を心がけ、換水の際は沈殿物を積極的に排出するようにしたい。底砂が汚れていると、口の周りがただれてしまうことがある。
繁殖はそれほど難しくなく、成熟した雌雄がいれば比較的容易に狙えるだろう。オスは色彩が鮮やかになるほか、各ひれが伸張するので成魚になれば雌雄の判別は容易。一風変わった繁殖形態をとり、一端石の上などに卵を産みつけ、孵化後稚魚を口の中で保育する。いわゆるマウスブルーダー。
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