画像:長谷川秀樹 |
セブンスポット・アーチャーフィッシュ学 名:Toxotes chatareus |
とは言え、常に“水鉄砲”による捕食に依存している訳ではなく、実際には落下昆虫や水面にいる生物、小型の甲殻類などを捕食する割合の方が多いそうだ。飼育下でもメダカやエビの類、クリルやアカムシなどを食べてくれる。 本種の属するテッポウウオ属には6種が知られており、その中でもテッポウウオ T.jaculatorは西表島にも分布している。こちらは体側のバンドが5本、T.chatareusは不規則なバンドが6~7本見られることから7-spotの名称で呼ばれる。 マングローブ帯周辺に生息しており、流入河川上流の淡水域にも侵入することがあるそうだ。そのことから、飼育の際もある程度の塩分濃度の幅に適応してくれる。 性格はややきつく、また水槽内でも20cm程度には成長することから、90cm以上の水槽で飼育するのが望ましい。飼育に塩分が必要なこと、スペースの確保が可能であれば、飼育そのものは容易。自宅でも水を発射し、捕食する様子が容易に観察できるので、興味深い生態を楽しむことができる。 |
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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。