ナンナカラ・アノマラの基本情報
画像提供:オオツカ熱帯魚
ナンナカラ・アノマラ
学 名:Nannacara anomala(Regan, 1905)
通称名:
英 名:Goldeneye cichlid
分 布:ギアナ
サイズ:6cm TL
Temp :22-25℃
pH :6.0-8.0
アピストグラマに似る小型シクリッドで、ナンナカラ(Nannacara)属のポピュラー種。ワイルド個体や養殖物が、比較的安価に流通するので目にする機会も多いだろう。
ナンナカラ属には、現在6種が記載されており、本種とタエニア種(N.taenia)以外は余り流通に乗らない。若干、ドイツなどでの養殖個体として、アウレオケファルス(N.aureocephalus)、アドケタ(N.adoketa)を専門店で目にすることもあるが、入荷量も少なく、非常に高価に取引されている。
- Nannacara adoketa
- Nannacara anomala
- Nannacara aureocephalus
- Nannacara bimaculata
- Nannacara quadrispinae
- Nannacara taenia
さて、販売時には。丸い体型の地味なシクリッドの印象を受けがちだが、成魚の雄は全身にメタリックなグリーンがのり、燻し銀の美しさがある。英名の“Goldeneye cichlid”にもあるように、金色に輝く目も特徴のひとつといえる。
シクリッドとしては、性質も温和。また水質に煩くないことから、飼育は容易な魚と言える。繁殖も容易で、複数匹、もしくはペアを20L程度の水槽で管理すれば、石や流木などの基質に産卵し、ペアで稚魚を守る様子も観察できるだろう。
産卵させるには、各種人工飼料や冷凍赤虫などを十分に与える。丈夫とは言え、他のシクリッドの仲間と同じく亜硝酸やアンモニアの発生には弱いため、定期的な換水を心がけ、ろ過の良く効いた水質で管理したい。
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