金沢っ子自慢の美味しいパンを召し上がれ
昔は金沢でパンと言えば全国展開の大手メーカーが主流でしたが、今では食材にこだわり、手間暇をかけて丁寧に焼き上げる美味しいパン屋さんを街のあちこちで見かけるようになりました。金沢は言わずと知れた和食処ですが、いくら美味しいと言えど毎食和食だとちょっと違うものも食べたくなりますよね。和食尽くしの箸休めに、金沢っ子おすすめのパン屋さんの絶品パンはいかがですか?
絶品ベーグルでハブ・ア・ブレイク!:あのんね堂
パン作りが趣味で金沢市内のカフェにパンを卸していた稲垣さんが2014年5月にオープンしたベーグル専門店のあのんね堂。風変わりな店名は金沢弁で「あのね」を意味する「あのーんね」から。閑静な住宅街の一角に佇むガラス張りのショーウィンドウに描かれた可愛いイラストにほっこりしながら扉を潜ると、カウンターの端から端までズラリと並べられたバラエティ豊かなベーグルがお出迎え。
左から「豆乳黒豆(226円)」、「アーモンドチョコ(248円)」、「チョコチョコ(248円)」、「抹茶ホワイトチョコ(226円)」、「コーヒー&ホワイトチョコ(226円)」、「オレンジショコラ(248円)」
旬の素材を使った季節商品も多く、しかも日々ラインナップが少しずつ変わるので、毎日通っても飽きません。テイクアウトする人がほとんどですが、店内にはゆったりしたイートインスペースもあり、コーヒーも100円で頂けるので(セルフサービス)、カフェ利用もおすすめです。
■あのんね堂
住所:〒920 - 0901 金沢市彦三町2-1-25
TEL:076-213-5310
営業時間:11:00~17:00
定休日:日曜日、月曜日
全種類食べたくなる個性豊かな蒸しパン:ワタナベヤ!
尾山神社の神門へ上がる階段の向かって左脇にひっそりと佇むワタナベヤ!は東京から移住してきた渡辺夫妻が営む、真っ青なファサードに明るいオレンジの壁が目を引く小さなパン屋さん。店頭に並ぶパンの約3分の2が蒸しパンなので、多くのブログや口コミで蒸しパン専門店として紹介されていますが、自家製酵母で作るハード系のパンや旬の食材を使ったデニッシュ、卵・乳製品不使用の食パンもあり、好評です。
メインの蒸しパンはスイーツ系をメインに珍しいお惣菜系まで約10種類。手のひらサイズと小振りながら、プレーン(140円)を除いてぎっしりと中身が詰まっていて重量感があり、ボリューム満点。
北海道産有機小豆のつぶ餡を詰めた蒸しパンに五郎島金時の甘露煮を零れ落ちそうなくらいトッピングした「五郎島金時大納言(190円)」、黒糖を練り込んだ生地にクリームチーズを入れ、ドライ無花果とレーズンを散りばめた「キコリのムシパン(180円)」、ニラと生姜の風味が効いた肉汁たっぷりの「豚まん風ムシパン(180円)」などが人気ですが、何を選んでも外れはなく、一口食べればあまりの美味しさに蒸しパンに対するイメージがガラリと変わること間違いなしです。
■ワタナベヤ!
住所:〒920-0902 金沢市尾張町12-16
TEL:076-231-1232
営業時間:9:00~18:00
定休日:金曜日