国民年金の免除を申請。老後に向けて何ができるでしょうか?
皆さんから寄せられた家計の悩みにお答えする、その名も「マネープランクリニック」。今回の相談者は、パートで働く精神疾患を抱えた30代女性。ファイナンシャル・プランナーの深野康彦さんがアドバイスします。※マネープランクリニックに相談したい方はコチラのリンクからご応募ください。(相談は無料になります)
■相談者
みどりさん(仮名)
女性/パート/31歳
京都府/借家
■家族構成
一人暮らし
■相談内容
相談したい内容は以下のとおりです。
・国民年金の免除をやめるべきか?
・収入アップの転職や社会保険や厚生年金に加入したいが、精神疾患がありフルタイムは難しいので悩んでいます。
・今の収支のバランスは今のところ悪くないと思うのですが、実家の親や自分の老後が不安です。今からどんな準備ができるでしょうか?
よろしくお願いします。
■家計収支データ
■データ補足
(1)実家の状況と実家の相続について
実家は祖父(故人)の土地に両親が建てた持ち家で、父親(年金暮らし)と母親(自営業)が暮らしている。日常生活は問題なく送っていますが、2人とも新しい仕事や環境に適応するのは難しい。他県に住んでいる妹がいる。相続等については、なかなか家族揃って話し合う機会がない(父親と妹が不仲)が、両親の判断力も世間並みとは言えず、その点が不安。親の老後については経済的に厳しいので、ゆくゆくは実家を処分して、老後資金にすることも考えている。また、自分自身は親からの相続はあてにしていない。
(2)実家に戻る可能性について
「母にお金を要求されるため、不可能」とのこと。
(3)年金について
ずっと国民年金で、ここ数年は全額免除~半額免除が続いている。今のままでは月3万程度の受給になる。
(4)仕事の状況
現在のパートの職場は非正規であれば65歳まで勤務可能です。過去にフルタイム勤務はあるものの、精神疾患があるため、現在は週16時間勤務で仕事している。
(5)雑費等について
食費4万円を1週間に1万円の手持ち現金として医療費(年額7万円程度)、趣味娯楽費、交際費等も合わせてやりくりしている。余ったお金は帰省や冠婚葬祭などの臨時出費用預金にまわしている。
(6)結婚について
相談者コメント「予定は今のところありません。希望はないわけではありませんが、パートナーを見つけることに積極的にはなれません。子どもは望まないので、とりあえず焦ることもないかなと思います」
(7)投資について
定期預金のうち、130万は予定のない資金。今年7月に満期が来るため、一部を投資、国債等に組み換えて、ポートフォリオを作りたいと考え中。
■FP深野康彦からの3つのアドバイス
アドバイス1 確実な老後対策として国民年金は全額支給を
アドバイス2 金額によっては実家に戻るメリットあり
アドバイス3 投資は「分散」することが基本
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