無料朝食と有料朝食の違いとは?
ビジネスホテルを選ぶ時のキメ手になるほど、注目されているホテルの「朝食」。そんな中、朝食を無料で提供するビジネスホテルが増えきており、“ビジホ朝食戦争”の様相を呈しています。この、「無料朝食」は言わずもがなですが、無料で朝食が食べられるということで利用者の圧倒的な支持を得ています。しかも、和洋ブッフェスタイルなど“これが本当に無料?”ともいうべき内容にもなっています。「無料」とはいえ、もちろん宿泊料金に含まれている、換言すると「転嫁」されているので、厳密には無料ではありません。しかし、別途料金が発生する「有料朝食」との対比表現として「無料朝食」とホテル業界では標榜していますので、本記事でも無料朝食と表現します。
ところで、ビジネスホテル朝食では、価格帯が上位のハイクラスなホテルほど有料、低廉なホテルほど無料という「逆転現象」が見られます。有料で提供する理由は、ハイクラスホテルのイメージに合わせた朝食の提供は、それなりのクオリティが必要なので無料では提供できないということです。地産地消の食材やご当地名物のメニューなどを展開する例もあります。
一方、無料朝食にもホテルチェーンごと特徴があり、工夫が凝らされていて充実。それが無料で食べられることから、利用者の心をつかんでいます。
大手ビジネスホテルチェーンでは、「リッチモンドホテル」や「ドーミーイン」チェーンなどは有料、「東横イン」「ルートイン」「スーパーホテル」「コンフォートホテル」は無料で提供されています。
今回は、全国各地のビジネスホテルでたくさんの朝食を食べ歩いてきたホテル評論家のガイドが、上記4つの大手ビジネスホテルチェーンで提供されている無料朝食の特徴をお伝えします。
まずは、東横インの無料朝食を紹介しましょう!
東横イン パンはもちろん炊き込みご飯なども魅力
東横インは、全国に約250店舗展開されている代表的なビジネスホテルチェーンです。そんな東横インの無料朝食は“お母さんの優しい味” “あったかい手作り”をコンセプトに、おにぎりに簡単なおかずや味噌汁の他、パンも提供されています。採れたて野菜や地元米など「その土地ならでは」の素材をふんだんに取り入れて作られています。店舗によってはカレーや炊き込みご飯、ちらし寿司なども日替わりで提供されているケースもあります。
何より明るい開放的なスペースで楽しめるのは魅力です。
東横インオフィシャルサイト朝食紹介
スーパーホテル 充実の健康朝食は嬉しいブッフェスタイル
スーパーホテルは全国に約110店舗展開、「安全、清潔、ぐっすり眠れる」がコンセプトの人気チェーンです。無料朝食は「健康朝食」をテーマに、健康に配慮したバランスの良い充実したメニューを展開しています。野菜への気遣いも嬉しい限り。煮物や焼き魚など、これぞ朝食! といったご飯がすすむメニューが用意されており好評を博しています。
カップドリンクの自動販売機が朝食時には無料になるのも、宿泊者にとって嬉しい特徴の一つです。
スーパーホテルオフィシャルサイト朝食紹介
さぁ残りの2チェーンはどのような内容でしょうか!?