小学校就学前の準備は、基本的なことから
いよいよ小学校生活のスタート!
本記事でご紹介するのは、とてもスタンダードなことばかり。でも、その基本的なことができているかどうかで、小学校生活は全く違うものになります。ぜひ、今回のポイントをお子さんといっしょに確認してみていただけたらと思います。
1.きちんと挨拶。「おはよう」「ありがとう」「ごめんなさい」
入学する前に身につけておきたい大切なポイントを3つに絞って挙げてみます。挨拶するなんて当たり前、なのですがここで観察ポイントです。お子さんは相手の目を見て、微笑んではっきり言えているでしょうか?
挨拶は社会に受入れてもらいやすくする基本スキルです。小学校は勉強する場所だけでなく、子ども世界の社会でもあります。気持ちよく挨拶ができるお子さんは、友だちを作りやすく、先生からも信頼を受けやすくなります。
子どもは身近な大人を見て、コミュニケーションスキルを学びます。普段の生活の中で、まずは大人が気持ちよく挨拶する姿を子どもに見せてあげられるとよいですね。
2.遊びを通して、集中力をやしなう
思いっきり外遊び!
幼児期の“集中する体験”は、遊びを通してやしなうのが効果的なのです。思いっきり外で遊んで、体がへとへとになるまで運動する。鬼ごっこや公園の遊具、キャッチボールや縄跳びなど時間を忘れて遊び続けることで、自然と集中力は身についていきます。
体を動かした後は、「集中できると気持ちがいいね」などと言葉にして声かけしてください。子どもも集中は大事なことだと理解していきます。
3.キャッチボール式の会話を意識
お子さんと会話、していますか?「もちろん毎日していますよ」とのお返事が返ってくるかと思いますが、よ~く思い返してみると…。小言や指示が多くなっていたりしませんか?もしも心当たりのある方は、ぜひキャッチボール式の会話を意識しましょう。キャッチボールのように会話をやりとりすることによって、自分の気持ちや考えを相手に伝える力を育むことができます。たどたどしくても、言葉に詰まってもよいのです。ゆっくりと子どもの話を聞くことを心がけましょう。先回りして子どもの考えを口に出さないよう注意したいですね。大人が先に言ってしまうと、自分で考える習慣もつかなくなります。
子どもから言葉が出てこない時は、「どういう気持ちだったのかな?」など問いかけて、答えを引き出すお手伝いをちょっぴりしてあげてください。子ども自身が自分で言葉を見つけやすいように大人が工夫して会話してあげれば、だんだんと自分の言葉で表現することができるようになります。
これにはおまけ効果もあります。お子さんの話しを聞いてあげる回数が増えると、お子さんも大人の話しを聞くようになってくる傾向があります。自分が体験したことは実行しやすいのです。最近言うことを聞かなくて困った!という時は、まずお子さんの話しを聞いてあげてみると、難なく解決してしまうこともあります。
>>現在の暮らし方にも目を向けて、就学に向けての土台作りの生活を