電気を上手く使えば約250km/Lという低燃費も可能!?
旧型プリウスの1.8Lエンジン+モーターのハイブリッドシステム「リダクション機構付THSII」をベースに、リチウムイオン電池を搭載するプリウスPHV。ハイブリッドカーのプリウスにはない、ステアリングを暖めるヒーターがLを除く全車に標準装備。またステアリング上でモニターに表示される情報やオーディオをコントロールできるタッチトレーサーディスプレイもLを除く全車に標準されています
ちなみに旧型プリウスはニッケル水素電池で、新型はAとEの2WD車がリチウムイオン電池です。ウリは自宅で充電ができること。
先述のようにEVとハイブリッドの併用で61.0km/L。充電した電気を使い切った後はハイブリッドカーとして走りますが、その燃費は31.6km/L。旧型プリウスのSやGの30.4km/Lよりも良いのです。
EVでの航続距離は、先述のように最大26.4km。また100km/hまでモーターのみで走ることも可能です。EVとハイブリッドカーの切り替えは任意で行うこともできます。
また体全体を暖める快適温熱シート(前席)や、リモコン操作で停車中の車内の冷房を作動させることで乗る前に車内を涼しくできるリモートエアコンを全車に標準装備。ハイブリッドのプリウスより装備が充実しています。
シートはハイブリッドカーのプリウスとほぼ同様。本革シート仕様もあります。トランク容量は443Lとハイブリッドカーのプリウスとほぼ同じ。充電ケーブル等を収納するスペースもあります。ただし、スペアタイヤではなくパンク修理キットに
さらに、中古車でも申し込みをして専用アプリをダウンロードすれば、スマホでバッテリーの残量や充電ステーションの検索、上記のリモートエアコンの時間予約までできちゃいます。
もちろんハイブリッドのプリウス同様、車両安定性制御システムのS-VSCやサイド&カーテンエアバッグなどは標準装備。また駐車を半自動運転でアシストしてくれるインテリジェントパーキングアシストや、自動ブレーキシステムなども用意されていました。
ちなみにトヨタの事前の実証実験では、日常の買い物や子どもの送り迎えが中心だった主婦は、電気自動車としての使用頻度の高かったため249km/Lという驚異的な低燃費を達成。
また約3500km走ってようやく給油した、なんて人もいるそうです。そこまでの記録を狙いにいく必要はないでしょうが、使い方次第ではガソリン代を大幅に節約できそうです。
電気自動車のように充電を気にする必要はないし、ガソリン代も節約できる。それがハイブリッドカーより約90万円も高ければ躊躇しても仕方ありませんが、価格差がかなり縮まったおいしい中古車なら、積極的に探す価値があるのではないでしょうか。
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。
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