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子どもも大人も夢中になる!いちご狩りに出かけよう

いちご狩りは、冬からゴールデンウィークごろまで楽しめる冬の代表的なアウトドアアクティビティのひとつ。早い時期ならではの魅力もありますから、冬の寒い季節にこそ、暖かいハウスの中でいちご狩りを楽しんでみませんか?

渡部 郁子

執筆者:渡部 郁子

アウトドアガイド

いちご狩り

いちご狩りに出かけよう

 いちご狩りのシーズン

いちごの季節は春なので、冬はまだシーズン前だしおいしくないのでは……と思っている方が多いのではないでしょうか? 実は、いちご狩りのシーズンは早ければ12月下旬から長いところで6月初旬まで楽しむことができます。春が近づくと、団体バスツアーなどでのいちご狩りの参加者が増えて混雑してきますので、個人でいちご狩りに出かけるなら早い時期がおすすめです。

いちご狩り農園の選び方

全国さまざまな農園があり、地域によって栽培しているいちごの種類も異なります。ほかの観光とあわせて楽しむなら、その地域にあるいちご狩り施設を探してみましょう。いちご狩りの方法は、時間制限や予約制、高設栽培や土壌栽培など、施設によってさまざまです。今回は、いちごの収穫量日本一を誇る栃木県の中から、車椅子、ベビーカーでも入場できるという、日光市の観光農園「日光ストロベリーパーク」を訪ねてみました。
日光、鬼怒川温泉から車で15分。

日光、鬼怒川温泉から車で15分。周りを田んぼに囲まれた場所。



栽培しているイチゴは3種類

日光ストロベリーパークで栽培しているいちごは、とちおとめ、紅ほっぺ、スカイベリーの3種類。とちおとめは甘みと酸味のバランスがよく、歯ごたえのあるしっかりした果肉が魅力。紅ほっぺは甘みが強くてやわらかいので小さい子どもに人気があります。スカイベリーは栃木県で開発された新品種、大きな果実が特徴です。スカイベリーは販売のみ、紅ほっぺは一部のハウスに限定されているため、いちご狩りではとちおとめを中心にそのときのハウスの生育状況によって案内されます。

栽培方法が2種類

高設ベンチ栽培

高設ベンチ栽培は全国でも珍しい可動式

立ったままいちご狩りができる「高設ベンチ栽培」のハウスを見せていただきました。全国的に珍しい「可動式」で、ハンドルをまわすと左右のいちご棚を上下に移動することができます。高さを調節して通路を作れるので、車椅子やベビーカーでも入場できるのが特徴です。予約時に、ベビーカーや車椅子を使用する旨の連絡をしておくと、こちらのハウスに案内してくれます。

土壌栽培ハウス

土壌栽培のハウス。右側上部にはミツバチBOXが見えます。

通常案内される土壌栽培のハウスは、安心安全にこだわった、低農薬・有機栽培。水耕栽培のいちごと土で育てるいちごは、やっぱり味が違います。

冬のイチゴは大きい!

ハウスに一歩足を踏み入れて、まず驚いたのがいちごの大きさ。どれもスカイベリーかと見まごうほどの大粒のいちごが並んでいました。3歳の息子の手のひらと同じぐらいの大きさ。実はいちごは、早い季節ほど大きな実をつけるそうです。だから、いちご狩りに行くならぜひ冬のうちに行きましょう。
大きないちご

幼児の手のひらの大きさほどのいちご


ひとくち食べて、その美味しさにも驚きました。大きい実ばかりがおすすめではありません。小さい実のいちごも、完熟していてとても甘く、いい香りがします。畑で完熟した果物の採れたての美味しさは、格別です。いちご狩り用のお皿に練乳がついているのですが、まずはじめはぜひ、練乳をつけずに一口食べてみることをおすすめします。
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