春のサクラの名所を訪ね古民家ランチにも!
春の長谷は、見どころ満載! 長谷寺では、3月にはハクモクレンが見事に花を咲かせ、 4月に入れば、サクラのお花見が楽しめます。光則寺は、3月末のしだれ桜が見事。3月中は、ミツマタやトサミズキなど早春の花々との出会いが楽しめます。4月上旬には、本堂横に天然記念物のカイドウがピンクの花を咲かせます。
次々と花が咲く春なら、いつ訪れても、すてきな花との出会いが楽しめますよ。
散策後は、長谷駅そばの古民家レストラン「シンポジオン」でお食事はいかが? しっとり、大人なデートにぴったりの、落ちついたイタリアンレストランです。
全行程を歩くと約2時間、3キロほどの気軽なコースです。光則寺裏の土牢まで行くとちょっとした山道なので、歩きやすい靴だといいですね。
出発は江ノ電長谷駅から
まずは江ノ電長谷駅から出発です。道を渡って北側に歩いて行きましょう。途中左手の収玄寺では、3月ごろにはサンシュユの黄色い細かな花が、金の光を振りまくように咲きます。いろいろな花に出会えるので、立ち寄ってみてくださいね。長谷寺~サクラを愛で観音さまにお参りを
次の角を左に曲がり、長谷寺へ。3月ごろなら、境内に入ると、大きなハクモクレンが、大ぶりな白い花をたっぷりと咲かせて迎えてくれます。まるで翼を広げ、空に飛び立っていきそうな花たち。春の長谷寺は、花盛り。河津桜など早咲きのサクラも、ピンクの花を咲かせます。放生池を巡り、階段を登りましょう。足元には、かわいらしいピンクや白のセツブンソウの花。階段上からは、オウバイの黄色い花が、しだれるように咲いています。
階段を登り切れば、観音堂に到着です。4月には、観音堂脇のソメイヨシノが見事に咲き、春爛漫の風情。うららかな春のお花見を楽しみましょう。
観音堂に入ると、黄金色の壮大な、十一面観音菩薩像が迎えてくださいます。9.18メートルと、木造のものでは日本有数の大きさ。頭の上に11の顔があるのは、さまざまな人々の思いや願いに、合った表情をしてくださるためだそう。手を合わせ、お参りしましょう。
見晴台に立てば、青くきらめく海が見えます。長谷の観音さまには、奈良から12年の年月をかけて海を流れ、この地にまつられたという伝説があるんですよ。境内には観音様を導いたというカキの殻をまつる「かきがら稲荷」というお稲荷さんもあります。時空を超える、壮大なストーリーに思いを馳せて。
長谷寺は、6月ごろアジサイが咲き乱れる散策路があることでも有名。階段を下り奥へ進めば、弘法大師空海も祈願をしたという弁天窟で、洞窟めぐりができます。岩壁には、弁天さまをはじめ、さまざまな神様の像が彫り込まれています。長寿や金運・恋愛・学業成就などのご利益のある神様に、手を合わせつつ進んで。
洞窟を出たら、花咲く長谷寺にお別れし、門を出ましょう。
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■長谷寺
住所:鎌倉市長谷3-11-2
TEL:0467-22-6300
アクセス:江ノ電長谷駅より徒歩5分
ホームページ:http://www.hasedera.jp/