京都と滋賀にまたがる比叡山へ 日吉大社の神猿のお守りも!
今回の旅先は、比叡山。比叡山は、京都府と滋賀県の県境にそびえる山で、山の上には、天台宗の総本山である延暦寺があります。比叡山に登るルートは、京都側(八瀬)と滋賀側(坂本)に、それぞれケーブルカーがありますが、京都側のケーブルは冬季は運休(12月上旬~3月中旬)となるため、今回は滋賀側から登ります。
日吉大社の「まさる守」
そして、申年(さるどし)である2016年に、ぜひともお参りしたいのが比叡山のふもとにまつられている日吉大社(ひよしたいしゃ)。「神猿(まさる)」をかたどった、かわいらしい「まさる守」を手に入れることができます。
京都駅から比叡山のふもとの坂本へ
京都駅から比叡山のふもとの坂本(滋賀県大津市坂本)へは、JR湖西線で向かうルートと、京阪線で向かうルートがありますが、乗り換えなしで行けるJR湖西線を使うのが便利です。湖西線の比叡山坂本駅
京都駅から比叡山坂本駅までは、およそ17分ほど。京都や大阪からはもちろん、新幹線の時間をあわせれば、東京からも日帰りで訪れることが可能です。
駅改札を出て、高速道路の下をくぐると、正面にそびえる比叡の山並みが目に入ってきます。また、通りには日吉大社の大きな石造りの鳥居が立ち、この道が比叡山の入口であると同時に、日吉大社の参道であることを示します。
日吉大社の鳥居。道の途中には「坂本観光案内所」があり、パンフレットや地図なども入手できます。
日吉大社は、全国にある日吉神社、日枝神社、山王神社の総本宮で、その歴史は、神話時代の崇神天皇7年(今からおよそ2100年前)にまでさかのぼるとされ、延暦寺(西暦788年創建)や平安京(西暦794年遷都)と比べても、遥かに古い歴史があるそうです。
日吉大社境内には、たくさんの猿が
日吉大社の境内には、魔除けの象徴である「神猿(まさる)」と呼ばれる猿がまつられています。「まさる」は、「魔が去る」「勝る」に通じて、とても縁起が良く、また、神猿をかたどった「まさる守」はデザインがとてもかわいらしいこともあり、申年(さるどし)には、すごい人気だそうです。
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■日吉大社
ホームページ → 日吉大社ホームページ
次のページでは、いよいよケーブルカーで比叡山の山頂に向かいます。