市の西側にある、ポートランドらしさを感じられる観光スポット
市の東西を分けるウィラメット川。手前が西。
ポートランド市内は、街の中央を流れるウィラメット川を境に東西、中央を走るバーンサイド通り(Burnside St.)を境に南北に分かれています。街の西側には、歩行者に優しい街として設計されたダウンタウンがあります。ダウンタウン付近は、ライトレール(マックス)、ストリートカー、バスなどの公共交通機関も充実していて、車を持たない旅行者でも、観光の拠点として便利です。
今回は、短期間でもポートランドの魅力を感じられるよう、ポートランドのノース・ウエスト(NW)&サウス・ウエスト(SW)地区にあるおすすめスポットをご紹介します!
ウエストエンド地区
エースホテル、ストンプタウン、ポーラーなどがあるウエストエンドの一角
近年のポートランドを語る際にキーワードとなっているのは、「丁寧な暮らし」、「DIYカルチャー」、「地産地消型グルメ」などでしょうか。そんなポートランドらしさを感じられるのが、ダウンタウンのウエストエンドと呼ばれる地区。バーンサイド通り(W Burnside St.)の南側、パイオニア・コートハウス・スクエア辺りまでのエリアです。かつては、ダイブバーが多いことで知られる地区でしたが、現在はショッピング、食事、ナイトライフなど流行発信地として注目を集めています。
ショッピング・アーケード「ユニオン・ウェイ」
このエリアにあるのは、「
ストンプタウン・コーヒー・ロースターズ」や「クーリエ・コーヒー」、「ハート・コーヒー」といったサードウェーブコーヒーのカフェや「
ブルースター・ドーナツ」、「カカオ・ドリンクチョコレート」、「クイン(キャンディー)」といった手作りスイーツ、「ユニオン・ウェイ」、「テンダー・ラビング・エンパイア」、「ポーラー」、「タナー・グッズ」といったオレゴン・メイドのアイテムが揃うショップ、それに話題の「エースホテル」など……、挙げ始めると切りがありません!
街歩きの楽しみが詰まっている地区なので、ぜひ、ゆっくりと探索してみてくださいね。
パール地区
歴史ある元USカスタムハウス(税関)の建物
続いては、同じくダウンタウンのバーンサイド通り(W Burnside St.)の北側、つまり、ウエストエンドの北側にあるパール地区をご紹介します。
ここは以前、あまり治安のよくない倉庫街でしたが、再開発によりアートギャラリーやおしゃれなショップ、レストランなどが並ぶ人気のエリアとなりました。 街づくりの成功例として、視察団も多く訪れています。ストリートカーの利用はもちろん、徒歩での散策にもぴったりです。
「クリストファー・デイヴィッド・エクスペリエンス・デザイン」のフラッグシップストア
ここにも「
クリストファー・デイヴィッド・エクスペリエンス・デザイン」、「ノッサ・ファミリア・コーヒー」、「
シスターズ・コーヒー」といったサードウェーブコーヒーのカフェが数多くあります。また、「デシューツ・ブルワリー&パブリックハウス」、「ローグ」、「ブリッジポート」のようなクラフトビールのブリュワリーや、「
パウエルズ書店」、「キーン」のフラッグシップストア、「
メイド・ヒアPDX」といったショップなど、立ち寄りたいスポットがたくさんあります。
ホリデーシーズンのジェイミソン・スクエア
また、パール地区は、アートギャラリーが多いことでも知られており、毎月第1木曜日に開催される「ファースト・サーズデイ・ギャラリー・ウォーク」も賑わいます。このイベントでは、アートギャラリーが夜遅くまで営業し、無料でドリンクなどを振舞ってくれます。地元っ子に混じって、散歩がてらギャラリーをはしごしてみては。なお、4月から10月は、NW13番街を歩行者天国にして、「ストリート・ギャラリー」も開催されます。