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歌手としてのベッキーを再評価してみる

年が明けて、ベッキーは衆人の注目を集めていますが、この度、歌手ベッキー(2009年からは「ベッキー♪♯」名義)に焦点を当ててみます。僕がベッキーを歌手として認識したのは、彼女の「テクノキャット」というCM曲でした……。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

2016年……年が明けて、週刊誌、ワイドショー、ネットを席巻しているベッキーについて書きます。と言いましても、別に今回の騒動について書きたいわけではありません。ベッキーのひととなりを僕は知る由も無いし、どちらの立場に立つにしても想像の範疇を超えない話になります。あえて言えば、「ゲスの極み」は、「LINEという個人メッセージをリークする行為」と「週刊文春」だと思いますが…


テクノキャット

ベッキーはバラエティ番組やCMでのタレントというイメージですが、ここでは歌手ベッキーに焦点を当ててみます。もちろん、テクノポップ目線です。僕が最初にベッキーを歌手として意識したのは、2010年にベッキーが「眼鏡市場」で歌っていたなんだかテクノポップな歌を聴いた時です。4つのヴァージョンが確認されていますが、どれを見たのかは覚えていません。冒頭から「テクノキャット、お願いよ」と歌い出し、画面にも「♪テクノキャット」と曲名が表示されます。CMの文脈から特にテクノである必要はないのですが、この手のものは好きなので、今でも覚えています。

新!眼鏡市場 1 (YouTube)

彼女は1999年以降、歌手活動を行っており、何故か2009年から「ベッキー♪♯」名義となっています。「テクノキャット」は、彼女のデビュー・アルバム『心の星』(2010年)のオープニング曲となっています。ちなみに「テクノキャット」も含めてアルバム収録曲の全ての作詞は、ベッキー自身によるもので、彼女が何らかの理由でテクノな楽曲を作りたくなったと想像できます。同時にアルバム収録曲の中でテクノポップ的な楽曲はこれのみです。

心の星 (amazon.co.jp)
kokoronohoshi

心の星


ベッキーとは関係ないですが、「ウキウキワクワク」って反復するニトリのランドセルのCM曲は、テクノなアニソンって感じですね。

ニトリ ランドセル(2015年)
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