既婚者に告白されたら? 好きな人が結婚していた場合
不倫にならずに恋を手に入れるには?
中には、舞い上がって、不倫に突入してしまう人もいます。それでは奥さんから訴えられるリスクだってあるし、奥さんが意固地になって、離婚がスムーズに進まなくなることだってあるでしょう。
今回は、不倫にならずに幸せな恋愛を手に入れる方法を紹介します。
その相手は信用できるのかを考える
まずは、その既婚者の男性が、本当に信用できる相手なのかをよく考えましょう。一般的には、不倫する男性の「妻とはうまくいっていない」「離婚する予定だ」は常套句です。実際は夫婦円満の人が、狙っている女性の前では「うまくいっていない」なんて言うパターンはよくあること。
また、子供がいることを言い訳にして、「子供がいるから別れられない」「子供が大きくなったら離婚する」など言い出す人もいますが、それもある意味、都合のいい言い訳といえるでしょう。本当に一緒にいて辛くて苦しい関係であれば、なんだかんだ言って、人は別れるからです。
また、結婚後、短期間(1年くらい)で離婚を考える人は要注意です。
多くの人が結婚するときには、永遠の愛を誓います。そんな相手に対して関係を修復しようとするどころか、さっさと別れを決断し、好きになった女性に「別れるつもりだ」など言い触らすような相手であれば、いつか自分が結婚できたとしても、同じことをされる可能性は高いでしょう。
そんなとき、恋に浮かれていると、「自分だったら(魅力的だから)大丈夫!」なんて思いがちですが、そういう男性は「自分のことしか考えていない人」も多いもの。
だから、あなたが魅力的であろうが、もっとメリットがある人がいたら、さっさと乗り換えてしまうこともあります。
そういう男性は自己中なので、相手の心の痛みまでは理解できない人も多いです。だから、人のことを平気で利用し、踏み台のように、次から次へと女性を変えていく人もいます。
人は誰もが好きな人には優しいものです。そんなところで「優しい人」だと判断してはダメです。
恋人や友達といった近しい相手だけではなく、レストランの店員、タクシー運転手など、自分が客という立場であるとき、さらに仲違いした相手などにも、誠意をもって接することができる人こそが、優しい人です。
つまり、別れる予定の妻に対しても、きちんと誠意をもって対応できるか否かというのは、“その人の本質”を見るためには重要です。
妻と話し合いをろくにせずに逃げ回っていたり、そんな時期に他に好きな人を作って口説いていたりするようでは、正直、“いい男”とはいえないんですよね。
新たにいい人ができたからといって妻を捨ててしまうような人は、自分にとって都合の悪くなった人に対しては、同じような仕打ちをしやすいもの。だから、仮に略奪できたとしても、いつか元妻と同じようなことをされる可能性は高いのです。
希望的観測ではなく、相手が本当に信用できる人なのかを、もう一度、しっかり考えてみましょう。
離婚が成立するまで、関係は深めない
プラトニックな関係でいるからこそ、信頼関係が築けることもある
私の読者さんの中には、「不倫をして奥さんに訴えられ、尚且つその旦那さんは奥さんのところに戻った」なんて、泣くに泣けない経験をしている人もいます。愛人というのは、それくらい立場が弱いのです。
さらに言えば、好きな相手をその立場の弱い「愛人」にするような人は、実際のところ、自分のことしか考えていません。つまり、その彼の愛情が本物かどうかも疑問です。
だから、簡単に関係を深めることはしないで、相手の離婚が成立するまで待って、それでもお互いにまだ思いがあるのかを確かめるくらいの方がいいのです。
中には、「彼は魅力的な人だから、早く関係を深めないと、他の人に取られちゃう!」なんて不安になることもあるでしょう。
でも、仮にその男性が他の人のところに行ってしまったのだとしたら、その男性が抱いていた愛情はその程度ということです。そんな人と不倫をしたら、ますますダメですよ?
私の知り合いには、好きな男性に「妻とは別れるつもりだ」と言われても、友達関係で距離を保ち続け、2年後に彼の離婚が成立し、プロポーズをされた人がいます。
むしろ不倫をしないで、プラトニックで心の交流をしてきたからこそ、お互いに信頼することができ、愛が育まれることだってあるのです。
不倫して、略奪できるくらいの相手だったら、自分と結婚しても、また他の女性に略奪される可能性は高いですよ?
夫婦間のことは口出ししない
あと、もう一つ、注意しなくてはいけないのは、夫婦間のことは、第三者が首を突っ込んではいけないんです。自分が理由で別れることになってはいけないし、自分と関係ないところで、夫婦がお互いに納得の上で別れないと、本当の意味で終われないものです。
逆に自分が原因で別れてしまったら、後に彼から「おまえのせいで元妻と別れたんだ」なんて、責任転嫁されることもあるでしょうし、終わっていないまま別れてしまったら、元夫婦がよりを戻すことだってあるのです。過去に結婚したくらい、愛し合った仲ですしね。
だからこそ、自分とは関係ないところで、きちんと夫婦の関係を終わらせてもらうことは重要なのです。
でも、世の中には、“略奪愛をしたがる女性”というのは少なからずいます。そういう人は、根本的に幸せの仕組みが理解できていません。それについて、最後に紹介します。
どうして略奪したいの?
略奪しようと思う時点で、相手に負けている
略奪なんてしなくたって、その好きな人がパートナーと関係が終わっていたら、自然と別れるもの。
さらに自分に魅力があって、彼ときちんとプラトニックのまま友情(愛情)を築いていたら、自然と彼は自分のところにやってくる。それだけのこと。わざわざ略奪をする必要はありません。
日本のような競争社会では、「人を踏み台にしてでも、勝ち取れ」という考えを持っている人は少なくありません。視野が狭く、「自分さえよければいい」という価値観の人もいます。
そういう人は、「自分がやらなければ、逆にやられる」と恐れています。でも本当は、“もう一歩先の思想”を持つべきなんです。
「やられないくらい、自分が強くなればいい」と。
自分さえ実力(魅力)があったら、他の人など関係ないんですよね。人生はいつだって、自分との戦いだからです。
現代は、成功の裏には誰かの犠牲があるなんて言われますが、正々堂々と自分の実力(魅力)をつけていたら、誰かを犠牲にしようとする争いではなく、単なる競争となります。
競争にも勝ち負けはありますが、相手を貶めるようなことはしないので、犠牲者にはしません。よほど責任転嫁をするような人でなければ、相手だって自分の実力不足が原因だったと思うでしょう。
結局、人を犠牲にしてまで手に入れようとするのは、自分の弱さから。さらに「世の中は弱肉強食だから、人を犠牲にしないと得られない」なんて、幼い考えを思っているからです。
攻撃をしたら、相手からも攻撃をされます。自分が生きづらくなるだけなんですよね。
不倫でも、相手に奥さんがいようと、わざわざ奪うようなことをしなくても、魅力的な女性になれば、彼は手放したくなくて、奥さんとの関係に決着をつけて、自分のところにきてくれるはず。
そんなとき、「私とは関係なく、奥さんとはお互いの幸せのために、きちんと双方が納得できる結論にしてください」と言えば、ある意味、奥さんに対しても誠意はあるといえます。
逆を言えば、別れさせようとしたり、体を使って誘惑したりする時点で、気持ち的には奥さんに負けているんです。「奥さん>愛人」の図式ができているから、そんなことをするからです。
本当に愛している? そして愛されている?
男性は基本、自分のことを愛してくれて、一番の味方になってくれるような女性を大切にします。それを女のプライドと意地を持って、相手を奪おうとするのは、愛でも何でもないんですよね。もし彼を本当に愛しているなら、「あなたを不倫するようなズルい人にしたくない」と言ってみましょう。相手がどんな反応をするのか。
そのとき、「ちぇっ。彼女を落とせなかったな」と思う程度の男性だったら、単に不倫したいだけの浮気者です。そこにあなたへの愛はありません。
結婚したって、恋に落ちることはあるでしょう。また既婚者で素敵な人もいるでしょう。誤った相手と結婚してしまうことだってあるでしょう。
でも、そこから起こす行動に、“その人の本質”が表れます。
周りの人にきちんと誠意を持った行動をとれる人ほど、幸せな恋愛を掴めるもの。人のものを奪おうとしなくても自然と手に入れられるような、魅力的な人になりましょうね。
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