慶應義塾大学 英語
ベンチャー起業で女性の進出が目覚ましい慶應義塾大学
英語 80分
- 文法・語法
- 会話文
- 長文総合問題
- 長文総合問題
文法語法は正誤問題が基本で、首都圏のほとんどの難関大学と同傾向だ。過去問をやることで対策が出来るだろう。若干難しいと感じるのは、2番の会話問題だろう。出題されている慣用表現が、通常の大学受験レベルではないので、対策がやりにくいからだ。早稲田大学の場合にも触れたが、高校1年生や2年生なら、TOEFLの対策をすることで、十分に対策はできる。
長文総合問題の場合、各パラグラフの内容を問われることが多い。全体のテーマと主張を押さえた読み方が必要になるだろう。慶應義塾大学では、論旨の展開に関した出題が多いので、多少知らない単語があっても類推したり、全体の内容の展開から考える読み方が必要だ。
文学部で出題される記述問題も該当箇所さえわかれば、通常の和訳の作業になる。その際、全体の論旨に合わせた訳出を心がけるようにすると高得点になる。
慶應義塾大学 小論文対策
慶應義塾大学受験の大きな特徴の一つが小論文であるだろう。他の大学では、課されない小論文対策が必要になってくる。例えば、- 法学部 90分 1000字
- 文学部 90分 760字
- 総合政策学部 120分 1000字
小論文の書き方(論文の形式を踏まえている)という点だけでなく、自分の書いたものが得点の範囲内にあるかどうかも、個人ではなかなかわからないからだ。予備校の場合には、小論文の添削授業が必ずあり、細かな添削指導が行われている。1人1人対面で、問題点が指摘され、どう改善すべきかを指導してもらえる。小論文対策は、必ず対面式の授業で行ってもらいたい。
早稲田大学と慶應義塾大学 独自の校風
早稲田大学と慶應義塾大学は、比較されることが多い。最近の世界的な大学評価基準の一つが、「ベンチャー起業家をどれだけ育てられるか」である。産学官連携データ集(平成21年度)を見ると、ベンチャー設立数の上位には、1位東京大学151社、2位早稲田大学111社、9位に慶應義塾大学55社と早稲田大学の健闘が著しい。一方、それぞれの主なベンチャー経営者を何名か上げてよう。早稲田大学
- リブセンス 村上太一氏 (政治経済学部卒)
- ウダゴエ 園田智也氏 (大学院理工学研究科修了)
- 元ウノウ 山田進太郎氏 (政治経済学部卒)
- ユーザーローカル 伊藤将雄氏 (大学院国際情報通信研究科修了)
- クオリティ エクスペリエンス デザイン 太田啓路氏 (大学院国際情報通信研究科修了)
- ロケットスタート 古川健介氏 (政治経済学部卒)
慶應義塾大学
- トレンダーズ 経沢保子氏 (経済学部97年卒)
- マザーハウス 山口絵里子氏 (総合政策学部卒)
- ミスタータディ 清川忠康氏 (法学部卒)
- ラクスル 松本恭攝氏 (商学部卒)
- 三三 寺田親弘氏 (環境情報学部卒)
- エニグモ 須田将啓氏 (理工学部卒)
- 音力発電 速水浩平氏 (環境情報学部卒)
私立大学の受験は、通常1月末ぐらいからだが、早稲田大学と慶應義塾大学では、本試験が2月末ぐらいから行われる。残りの期間でまだまだ成績を上げられるはずだ。
どちらの大学に行っても、素晴らしい大学には変わりないが、自分にとって最高の4年間を過ごせる場所を見つけられることを願います。