疲労回復法

頭痛予防にも有効!骨盤セルフ調整法

繰り返し起こりがちな頭痛や頭重感は、肩こりが引き金になっているケースが多いです。しかし、肩こりを引き起こす原因が骨盤の傾きにある場合、骨盤を調整しなければ頭痛が改善しない可能性があります。自分でできる骨盤調整方法と頭部リラックス法をご紹介しましょう。

檜垣 暁子

執筆者:檜垣 暁子

カイロプラクティック理学士 / 肩こり・腰痛ガイド

その頭痛、本当に肩こりが原因?

寝込むほどではないけれど、不快な頭痛を繰り返す人がとても多いです

寝込むほどではないけれど、不快な頭痛を繰り返すのはなぜ?

「肩こりが原因なのかわからないのですが、よく頭痛になるのです。寝込むほどではありませんが、繰り返し頭痛になるので困っています」という相談を受けることがとても多いです。

このように訴える人の中でよく伺うきっかけは「肩こりがひどくなると頭痛になるような気がする」という「肩こりのせいかも」という話。ですが、本当の原因は肩こりでは無い場合があります。どのようなことが考えられるのか、以下で見ていきましょう。

日常生活における頭痛が起こるきっかけ

下記のような場合に頭痛になった経験はありませんか?

□じっと座っている時(デスクワーク・ソファでくつろぐ・床で横座りをしているなど)
□キッチンで調理をしている時
□朝、目覚めたあと
□普段よりもたくさん歩いたり走ったりした後(翌日以降の場合もあり)
□寒い場所にいて体を冷やしてしまったあと

これらのきっかけは、一見共通点が見当たらないと感じるかもしれません。頭痛自体は、頸部や頭部の筋肉が緊張してこっていることが関係していると考えられます。しかし、実はその頸部・頭部の筋緊張を引き起こす元は、骨盤の歪みにある可能性があります。

ポイントは「骨盤は背骨の土台」であるということ

骨盤の傾きによって頭部・頸部の筋肉に負担が及ぶ場合があります

骨盤の傾きによって頭部・頸部の筋肉に負担が及ぶ場合があります

骨盤の上には背骨があり、一番上には頭蓋骨が乗っていますね。背骨や頭部を支えバランスを調整している筋肉は、骨盤にも付着していて、複数の筋肉が協調し合って姿勢を支えています。

そのため、何かの原因で骨盤が歪んでしまうと、土台が傾くことになり、背骨・頭部の位置的なバランスも崩れてしまいます。その時、頭痛に関係する筋肉にしわ寄せが及ぶと、肩こり、そして頭痛を生じる可能性があります。つまり、肩こりが頭痛を引き起こしているのではなく、骨盤の歪みが、肩こりと頭痛を同時に引き起こしている可能性があるのです。

骨盤調整をしないと繰り返してしまう頭痛もある

骨盤の傾きが深く関わる頭痛の場合は、頭部や頸部の筋肉をほぐすだけでは、頭痛が改善されなかったり、軽減してもまた再度頭痛に見舞われることが起こり得ます。そのため、首・肩周りの筋肉をほぐす他にも骨盤を調整するエクササイズが必要になります。

骨盤周りの筋肉が調整され骨盤の傾きが整うと、背骨・頭部のバランスも安定しやすくなり、肩こりを和らげるエクササイズの効果もアップします。

まずは骨盤調整をしてみましょう

■その1 疲労しがちな筋肉に刺激を入れる
骨盤や股関節に付着している筋肉(腸腰筋・腹斜筋)の緊張をやわらげます。

脚の前後幅によって伸ばし方を調整することができます

脚の前後幅によって伸ばし方を調整することができます

1. 右足を前、左足を後ろへ開き(前後へ足を開いて立つ)左ひざを床へ付けます。この時、左ひざを少し後方へおろすと左骨盤の前面から脚の付け根が伸びます。

 

上半身は前かがみにならないように気をつけながら捻じりましょう

上半身は前かがみにならないように気をつけながら捻じりましょう

2. 両手を前方で組み、両肘を伸ばします。そのまま右方向へ上半身をゆっくりと捻じります。左後方へも捻じってみましょう。

 

3. 左足を前、右足を後ろへ変えて、同様に行います。「1」~「3」を1セットとして3回繰り返します。

■その2 姿勢の安定感に関わる大切な筋肉をほぐす
骨盤と股関節にまたがるお尻の筋肉(大臀筋)も骨盤の傾きや姿勢変化に大きな影響を与えます。

体の後方へ両手をつきます

体の後方へ両手をつきます

1. 床にお尻と両手をついて座ります。

 

スネを乗せるだけでも硬さを感じる人は、このポーズを数回繰り返して練習してみましょう

スネを乗せるだけでも硬さを感じる人は、このポーズを数回繰り返して練習してみましょう

2. 右ひざを曲げ、その上に左脚のスネ辺りを乗せます。体が硬い人はキツイと感じるかもしれませんが、無理をしない程度に左太ももと床が平行になるように、左股関節を開きます。

 

背骨はまっすぐなイメージで、脚の付け根から上半身を倒します

背骨はまっすぐなイメージで、脚の付け根から上半身を倒します

3. 背すじはピンと伸ばしたまま、上半身を左脚へゆっくりと近づけていきます。この時、背すじがまるまってしまうと効果が出ないのでご注意ください。お尻の辺りがじんわり伸ばされればOK。20秒間キープしましょう。

 

※左右交互に行います。左右1回ずつを1セットとして3回繰り返しましょう。
※お尻の筋肉や股関節周りの筋肉がガチガチな人は、最初はつりそうに感じるかもしれません。無理をせずに、キープする時間を減らしながら慣らしていきましょう。

骨盤調整後に頭痛予防の頭部エクササイズ!

頭痛が起こる人の中には、直接首の筋肉をほぐすと調子が悪くなる人も多いため、二次的に頸部の緊張がやわらぐような頭部へのアプローチをご紹介します。

強く掴まず、ごく軽い力で掴むイメージで指を頭皮へ当てます

強く掴まず、ごく軽い力で掴むイメージで指を頭皮へ当てます

1. 頭部の中心を境に両手指で頭皮を掴むように、軽く圧をかけます。

 

頭皮が軽く刺激される程度で気持ちよくマッサージをしましょう

頭皮が軽く刺激される程度で気持ちよくマッサージをしましょう

2. 軽く圧をかける時間は、わずか1秒間ほど。そして、パッと指を離します。少しずつ場所をずらしながら繰り返します。

 

こりやすい部分なので強く圧し過ぎると痛む人もいますから、心地良さを目安にして下さい

こりやすい部分なので強く圧し過ぎると痛む人もいますから、心地良さを目安にして下さい

3. 耳の上~頭部横に指を軽く当てたまま、大きく円を3回描きます。

 

頭に触れている指全体で上方へ圧を引き上げるように圧をかけましょう

頭に触れている指全体で上方へ圧を引き上げるように圧をかけましょう

4. 円を3回描き終わったら、指は当てたままで天井方向へ引き上げるように3秒間圧をかけます(側頭部の筋肉が伸ばされるようなイメージをもちましょう)。

 

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