建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

四半世紀を経た自邸にアトリエを増築[つくばの家](5ページ目)

つくば市の郊外に建つ、建築家の小平惠一さんのご自邸です。母屋は1990年に完成し、その14年後、玄関脇の小さな仕事場が手狭になり、テラスを挟むようにして独立した2階建てのアトリエを増築しました。

執筆者:川畑 博哉

母屋から引き出された家具のようなアトリエ

 

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アトリエ
1. 透明感にあふれるアトリエのエントランス。
アトリエ
2. 階段からアトリエの1階を見る。西側の壁を走る棚の奥行きは21cm。
アトリエ
3. アトリエの南側に位置するトイレ。
アトリエ
4. 2階の床の厚みは12.5cm。
アトリエ
5. 2階の奥から階段方向を見返す。天井高は約2.7m。棚の奥行きは30cm。


母屋の完成から14年後に、仕事場が手狭になったことから、アトリエが増築されました。間口が約2.3m、南北に約7.6mの奥行きがある2階建てで、高さは5.8mにして母屋と揃えています。内部はウレタン塗装されたシナ合板の床と白く塗装されたプラスターボードの壁と天井面で占められた、全体的に明るく清潔感のある空間になっています。
現在この家には、娘さんが東京のアパートで独り住まいをしているため、小平さんご夫婦だけで暮らしておられます。これからもこの家は、将来家族構成がどのように変化しても、生活を楽しむ舞台として住み続けていかれることでしょう。

◆建築データと建築家プロフィール


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