母屋から引き出された家具のようなアトリエ
1. 透明感にあふれるアトリエのエントランス。 |
2. 階段からアトリエの1階を見る。西側の壁を走る棚の奥行きは21cm。 |
3. アトリエの南側に位置するトイレ。 |
4. 2階の床の厚みは12.5cm。 |
5. 2階の奥から階段方向を見返す。天井高は約2.7m。棚の奥行きは30cm。 |
母屋の完成から14年後に、仕事場が手狭になったことから、アトリエが増築されました。間口が約2.3m、南北に約7.6mの奥行きがある2階建てで、高さは5.8mにして母屋と揃えています。内部はウレタン塗装されたシナ合板の床と白く塗装されたプラスターボードの壁と天井面で占められた、全体的に明るく清潔感のある空間になっています。
現在この家には、娘さんが東京のアパートで独り住まいをしているため、小平さんご夫婦だけで暮らしておられます。これからもこの家は、将来家族構成がどのように変化しても、生活を楽しむ舞台として住み続けていかれることでしょう。
◆建築データと建築家プロフィール