高品質なコーヒーと至福のタルト
2015年12月11日、横浜・元町駅に近い好立地に、Mi Cafeto(ミカフェート)の9店舗目となる「ミカフェート横浜元町店」がオープンしました。
テーマはコーヒーとタルトの新提案。洋菓子発祥の地のひとつといわれる歴史ある街で、コーヒーハンターの川島良彰さんが世界各地の農園を駆けめぐって厳選した高品質のコーヒー8種類と、最高の焼きたてのタルト8種類の心踊るペアリングを提案します。
1階はコーヒー豆とタルトの販売スペースで、挽いた香りを確認しながらコーヒーを選ぶことができます。極上のタルトが作られるのは奥の厨房。
2階には自然光の差し込む30席のカフェスが設けられ、ハンドドリップしたコーヒーとタルト、サンドイッチ2種類、サンコーチョ(コーヒーを生産する中南米で愛されるビーフと野菜の煮込みスープ)などを楽しむことができます。
コーヒー8種×タルト8種のペアリング
コーヒーは「コーヒーハンター」シリーズから、エル・サルバドルのピンク・ブルボンなど8種類。タルトは栗のあんを練り込んだクリームに渋皮栗と木の実をのせた「栗のタルト」、和菓子からヒントを得て、白あんのクレームダマンドに五色の鹿の子豆をトッピングした「五色かのこのタルト」など8種類。
どのタルトにどのコーヒーを合わせれば互いの魅力を引きたてあうのか、川島さんと3人のカップテイスターが試飲・試食しながら検討を重ね、ベストの相性と判断した組み合わせがメニューに並びます。
私がいただいたのは、コロンビアのプロ・フラグアとくるみのタルトのという黄金コンビ。タルトに使われている素材は、ほろ苦いくるみとコーヒーヌガーをからめたクランブル。コーヒーの風味はローストナッツのような香ばしさと甘さ。それはもう絶対に外さない組み合わせ!
この素晴らしいタルトの魅力のひとつは「ふちなし」、つまり通常の硬い土台のふちがなく、タルト生地のパートシュクレを二度焼きし、クレームダマンドを重ねていること。快いさくさく感としっとり感。絶妙な甘みと香ばしさ。これほどベース部分が魅力的なタルトがあるでしょうか!
ロゴデザインをリニューアル。その意図は…
新しくなったミカフェートのロゴには鳥があしらわれています。これは中米の森に棲む美しい鳥、ケツァールを象ったもの。赤い体躯、翡翠色に輝く羽根をもつケツァールはマヤ王国の時代から人々に崇められ、自由の象徴とされてきましたが、現在は絶滅危惧種。ミカフェートは農園で自由に飛び回るケツァールの姿を新ロゴに採り入れ、自然環境保護の意識を表現しました。
羽ばたくケツァールの自由は、ミカフェートの枠にとらわれない自由な姿勢をも意味しています。
「最初のロゴは、最高グレードのコーヒー豆をシャンパンボトルに詰めたグランクリュ カフェのイメージで作ったもの。それはコーヒーのピラミッドの頂点です。しかし私の目標はそれ以外にも、ピラミッドの全てのグレードのコーヒーをおいしくすること。低地でも品質向上の努力を惜しまない農園と協力しあい、彼らの持続可能性を高めながら、本当においしいコーヒーをお客さまにお届けしたい」
横浜元町から発信するコーヒーとタルトの新しい文化。「すべてはコーヒーのために。」という理念を貫きながら、ミカフェートの世界は豊かに拡がっていきます。
menu
【セット】コーヒーとタルトのセット 各980円
○ピンク・ブルボン(エル・サルバドル)と洋なしのタルト
○パカマラ・クラテル(エル・サルバドル)とおばあちゃまのタルト
○アルト・ルナ(パナマ)とアマンディーヌ …etc.
【単品】
グラン クリュ カフェ
○サン・セバスティアン農園(グアテマラ)1200円
○カルメン農園(パナマ)1200円
プルミア クリュ カフェ
○サン・セバスティアン農園(グアテマラ)750円
○カルメン農園(パナマ)750円
カフェラテ 600円/カプチーノ 600円
シャンパン 1300円/ボトル7500円
りんごジュース 450円
【Foods】
BLTサンドイッチ 780円
コロンビアン・ビーフスープ(サンコーチョ)1500円
shop data
ミカフェート横浜元町店【住所】神奈川県横浜市中区元町2-93 ZALETTA元町 1F&2F
【TEL】045-319-6667
【OPEN】10:00~19:00
【CLOSE】無休
【最寄り駅】最寄駅/横浜高速鉄道みなとみらい線「元町・中華街」駅5番出口 徒歩3分