北鎌倉 葉祥明美術館~メルヘンな淡い色彩の絵と深い精神性にふれる

葉祥明美術館は、絵本作家・葉祥明さんのパステル調のやさしい絵が並ぶ、心やすらぐ美術館。明月谷戸にたたずむ、素敵な洋館です。パリの小道を彷彿とさせるようなアプローチ。
葉祥明美術館の入口

パリの小道のような葉祥明美術館のアプローチ


お庭を抜けると、入口付近はミュージアムショップになっています。やさしいパステル調の、メルヘンな世界が広がって。
ミュージアムショップ

かわいらしい小物や絵本、ハガキなどが並ぶミュージアムショップ


入館料を払って、展示室へ入りましょう。美術館は部屋ごとに、それぞれのストーリーがあります。入ってすぐのお部屋では、絵本の原画など、折々の企画展を鑑賞することができます。
作品「春の風」

「春の風」。心がのびやかになるような優しい絵が並びます


1階奥の部屋では深い精神性を表現した油絵を展示。かわいらしい絵の奥に込められた、葉祥明さんの深い思いが伝わってきます。

階段を昇り、2階に上がりましょう。「お父さんの書斎」では、デッサンの紹介。淡い色彩・シンプルなイメージの葉祥明さんの絵の奥底に、精緻な観察や精密なデッサンがあることに気づかされます。「10歳の女の子・リラちゃんの部屋」には、白いベールに包まれたベッドややさしい水彩画が飾られて。詩のコーナーもあり、大切なことに気づかされたり、夢を追う人の背中を押してくれるような言葉たちに出会うことができます。

2階の廊下には椅子が置いてあり、葉祥明さんの絵本などを読むことができます。「君のしあわせってなあに?」 と聞いてまわる「白い犬のジェイク」の本。社会問題を美しい色彩の絵で描く『地雷より花をください』など、平和へのメッセージも伝わってきます。

透明感のある色彩の絵に囲まれて、時間や空間を越えた気持ちで、自分の心の奥底のものに出会ったり、自分の夢を見つめなおしたり。葉祥明さんご自身も、ここを訪れることで、元気や力を得ることができるのだそうです。
ミュージアムショップで販売されているバッグ

ミュージアムショップで販売されているバッグ。やさしい色合いがすてき


お土産に、ミュージアムショップで絵本やポストカードを購入するのもいいですね。

かわいらしい絵に癒され、何か、自分の人生の糧になるものをいただけるような美術館です。

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■北鎌倉 葉祥明美術館
住所:鎌倉市山ノ内318-4 
TEL:0467-24-4860
アクセス:JR横須賀線北鎌倉駅より徒歩7分
ホームページ

葉祥明美術館を出たら、徒歩3分ほどの明月院を訪れるのもいいですね。アジサイの時期をはじめ、晩秋の紅葉、1月ごろのロウバイのころも美しい季節の情緒に出会えますよ。

今度は元の道を戻り、横須賀線の線路沿いを左に進んだ後、踏切を渡ってバス通りを北鎌倉方面へ。浄智寺と東慶寺の間辺りに、雪堂美術館があります。