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不思議な立ち位置の男・バナナマン設楽統

2015年上半期のレギュラー番組数1位。知名度抜群の売れっ子なのに、実はよく分かっていない男。それがバナナマンの設楽統です。その実力は誰もが知るところなのに、そのキャラクターはいまひとつ知られていない。ちょっと不思議な存在なんですよ。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

お笑い・バラエティ番組ガイド

怪しくないのに謎だらけ

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2015年現在、バナナマンと言えば世間に広く知られた芸人ユニット。お笑い好きのうるさ方にもその実力を認められた存在です。個々での活動も頻繁で、特に設楽統は2015年上半期のレギュラー番組数1位。先ごろのIPPONグランプリでも優勝を勝ち取るなど、華々しい活躍を繰り広げています。

にもかかわらず、バナナマンのイメージといえばビジュアル的に目立つ日村勇紀がすべて持って行ってるような気がします。

毎日テレビで見ているのに、なぜかその実態(!?)がつかみにくい。かと言ってエキセントリックな雰囲気は少しも見せない。そんな不思議な設楽統という存在に、できる限り迫ってみたいと思います。


ボキャブラ世代なのに出演せず

まずはプロフィールをチェックしてみます。バナナマンの結成は1993年。当初から独創的なコントを次々発表し、ライブシーンでは高評価を獲得していました。ネタ作りは設楽が担当し、当時のどこか尖った印象は彼のキャラクターと完全に一致していました。

そのせいなのか、実力が認められているにもかかわらず、テレビでの露出は決して多くはなく、当時多くの芸人がしのぎを削っていた登竜門的番組「ボキャブラ天国」への出演もありませんでした。

ちなみに同じようにテレビ出演を抑え、ライブ中心に活動していたのがラーメンズとバカリズム。ブレイクした時期は違いますが、実力のある芸人は遅かれ早かれ認められるようです。
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