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「空飛ぶ円盤」建築と、曲線が美しい官能の椅子(2ページ目)

【石川 尚のワクワク・レポート】シリーズ。ブラジルの世界遺産を創った20世紀最後の巨匠建築家:オスカー・ニーマイヤー。後編では空飛ぶ円盤の異名をとる美術館、自然と人間の共生をデザインした公園、そしてエピローグでは官能の椅子を。取材協力:東京都現代美術館

石川 尚

執筆者:石川 尚

ファニチャーガイド

建築と自然の共生をデザインしたイビラブエラ公園/Ibirapuera Park


大きな吹き抜け空間に展示された巨大模型は、イビラブエラ公園/Ibirapuera Park

イビラブエラ公園/Ibirapuera Park 展示風景の画像1

イビラブエラ公園/Ibirapuera Park 展示風景の画像1 ●クリックすると拡大します。


この公園は、1954年に広さ180ヘクター多様な樹木が植えられた古い市民公園を敷地として、サンパウロ市創設400周年を記念し、大展覧会や文化イベントなどを開催するために構想された。産業館や講堂、展示会場など5つの建築が含まれている。ニーマイヤーは建築と自然の親密な共生をイメージしている。

イビラブエラ公園/Ibirapuera Park 実写風景の画像

イビラブエラ公園/Ibirapuera Park 実際の公園風景 (引用:ウィキメディア・コモンズ / Wikimedia Commons)


マティスの切り絵の形を彷彿させるダイナミックな遊歩道は、細い円柱によって支えられている。その下では、人々が自由に往来し、レストランやストアーができている。ニーマイヤーの仕事の中で、人々と自然が最も楽園的な景色として映る建築と言える。

イビラブエラ公園/Ibirapuera Park 展示風景の画像5

イビラブエラ公園/Ibirapuera Park 展示風景の画像5 ●クリックすると拡大します。


それにしても、靴を脱いで回遊する巨大模型は、まるでガリバー?になった気分で、楽しい!

イビラブエラ公園/Ibirapuera Park 展示風景の画像2

イビラブエラ公園/Ibirapuera Park 展示風景の画像2 ●クリックすると拡大します。


イビラブエラ公園/Ibirapuera Park 展示風景の画像3

イビラブエラ公園/Ibirapuera Park 展示風景の画像3 ●クリックすると拡大します。


全体像を見るために吹き抜け上部(建物3階)に上がって俯瞰した。

イビラブエラ公園/Ibirapuera Park 展示風景の画像4

イビラブエラ公園/Ibirapuera Park 展示風景の画像4 ●クリックすると拡大します。




次ページ >> オスカー・ニーマイヤー 官能の椅子のエピローグ



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