建築と自然の共生をデザインしたイビラブエラ公園/Ibirapuera Park
大きな吹き抜け空間に展示された巨大模型は、イビラブエラ公園/Ibirapuera Park。
この公園は、1954年に広さ180ヘクター多様な樹木が植えられた古い市民公園を敷地として、サンパウロ市創設400周年を記念し、大展覧会や文化イベントなどを開催するために構想された。産業館や講堂、展示会場など5つの建築が含まれている。ニーマイヤーは建築と自然の親密な共生をイメージしている。
イビラブエラ公園/Ibirapuera Park 実際の公園風景 (引用:ウィキメディア・コモンズ / Wikimedia Commons)
マティスの切り絵の形を彷彿させるダイナミックな遊歩道は、細い円柱によって支えられている。その下では、人々が自由に往来し、レストランやストアーができている。ニーマイヤーの仕事の中で、人々と自然が最も楽園的な景色として映る建築と言える。
それにしても、靴を脱いで回遊する巨大模型は、まるでガリバー?になった気分で、楽しい!
全体像を見るために吹き抜け上部(建物3階)に上がって俯瞰した。
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