見て買って食べて楽しめる!マイセン博物館
世界に名高いマイセン焼きは、街のはずれにある工場で現在も手作業でつくられています。工場の傍にあるマイセン磁器博物館と見学用工房では、1710年から現在までの歴史的なコレクションを見たり、磁器の製造過程を見学することが可能。世界で一番マイセン磁器が豊富に揃うショップやアウトレット、マイセンの食器で食事ができるカフェ&レストランも併設されています。見て、買って、食べて楽しめる、まるでテーマパークのようなマイセン・ワールドです。詳細記事はこちら>>>マイセン磁器のすべてが分かる!博物館の全貌公開
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■Staatliche Porzellan-Manufaktur Meissen
住所:Talstr. 9 01662 Meissen
TEL: 03521-468-208
営業時間:5~10月9:00~18:00 11~4月9:00~17:00 12/31と1/1は10:00~16:00 12/24,25,26は閉館
入場料:大人9ユーロ
貴重なマイセンワインを味わう
マイセンのあるザクセン州は知る人ぞ知るワインの産地。収穫量が少なく海外へ輸出されることはほとんどないのですが、ワイン愛好家たちが絶賛するすばらしいワイナリーがいくつもあります。なかでもマイセンのワインはこの辺りでしかお目にかかれない貴重なものなので、ぜひ郷土料理とともに味わってみてください。レストランなら丘の上の大聖堂の近くがだんぜんおすすめ。雰囲気も良く、マイセンの絶景も楽しめます。マイセン名物? 中身が空っぽのパン
もうひとつ、マイセンの隠れた名物が「マイスナーフンメル(Meissner Fummel)」。大きなドーム型で中がぽっかりと空洞になっているパンです。なぜ中身が空っぽなのでしょう? 由来はまたもやあのアウグスト王にありました。昔、マイセン磁器やワインをドレスデンに運ぶ使者たちが酔って馬車に乗るため、道中で品物が壊れてしまうことが多かったそうです。これに怒った王様は、わざともろく壊れやすいパンを作らせて一緒に運ばせることにしました。つまり、このパンが壊れなければマイセン磁器も無事、ということで使者の仕事ぶりを判断したのですね。このマイスナーフンメルは、旧市街の老舗カフェ「Zieger」で購入することができます。取材協力:ドイツ観光局