家計の節約と体のダイエットが長続きしない心理は?
■長続きしないのは、「飽きる」ことダイエットが長続きしないのは?
●目標を設定しても目的がないからモチベーションが続かなくて「飽きる」
家計の節約にしても、ダイエットにしても、「それを行うことによって自分がどうなりたいのか?」という目的がしっかりしていないとモチベーションが続きません。「1ヶ月○万円節約する」、「○kgダイエットする」という数字の目標を設定したとしても、なぜ、「節約をするのか?」、「ダイエットをするのか?」という目的がなければ、単に数字を追いかけるだけになってしまい、モチベーションを高く保つことができません。
●手段や行動が明確になっていないと「飽きる」
「節約をする」、「ダイエットをする」といっても、何をしたら良いのか分からない状態で始めると、闇雲にいろいろ試してみて、効果がうまく出せず、効果が出ないと結局、諦めてしまうことになります。節約本やダイエット本を読んで、あれもこれもと試してみるのも同じことです。効果がはっきり見えないと、長続きしません。
●変化がない、パターン化されると「飽きる」
「飽きる」原因の一つとして、手段がパターン化されていたり、変化がないことが挙げられます。ダイエットを例にとると、食事療法や運動療法は、基本的には、決められたことの繰り返しです。もちろん、決められたことを繰り返し、継続して行うことは大切なことですが、節約やダイエットの方法に変化があると、飽きにくいのも事実です。
■辛くて大変だと、他己責任の気持ちで逃げ出したくなる
節約やダイエットが上手くいかないと、自分を傷つけたくないという気持ちが働き、「ランチのお誘いが多くて、断れなかった」、「今月は、特別な出費が多かったから」といったように、できなかった理由を他者や環境に責任転嫁する気持ちが働きます。責任転嫁の矛先は、身近に人に向けられることが多いです。特に家計の節約になると、自分にも原因があるのに、パートナーに主な原因があるといって、きつく当たってしまうこともあります。そうすると、周りからの協力も得られなくなって、節約も上手く行かなくなってしまいます。
■成功すると、いつでもできると慢心してしまう
家計の節約も体のダイエットも、初めのうちは、効果が出やすく、継続して続けることが難しいといわれています。節約初心者で陥りがちなのは、ちょっと節約に成功して、それで安心してしまい、「いつでもやろうと思えばできる」という気持ちになってしまうことです。今は、家計が黒字でいるから、赤字になったら節約すれば大丈夫ということで、節約が長続きしなくなってしまうのです。
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