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春画展が女性たちに人気の理由

喜多川歌麿「ねがひの糸口」(部分)

喜多川歌麿「ねがひの糸口」(部分)/永青文庫

東京・文京区の永青文庫でおこなわれている春画展が話題になっている。私もすでに3回出かけて観ているが、観るたびに楽しい気分になってしまう。「芸術か猥褻か」など考える必要もない、大らかな人間賛歌の世界が広がっているからだ。

春画のなかの楽しそうな女性の表情

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渓斎英泉「あぶな絵 源氏物語」(部分) /永青文庫

春画展を観たというアラフォー独身女性・ミユキさんと話す機会があった。
「女性が気持ちよさそうな顔をしているのが印象的だった。性を楽しんでますよね。モデルがあって描いたのかどうかわからないけど、ああ、快楽に没頭している女性は、こんないい顔をしているんだなあと改めて感じた」

私も同感だった。いろいろなシチュエーションでの画があるものの、性の快楽を自身の身の内でひしひしと感じ、味わっているような表情に見えるものが目につくのだ。

「私、思ったんです。自分が彼とセックスしているとき、あんなにうれしそうな顔をしているかなって……」
彼女には、3年ほどつきあっている同世代の彼がいる。だが彼は派遣社員で、「結婚はできない」と常に言っているそう。

「私は別に彼が派遣でもかまわないんだけど、彼の妙なコンプレックスがある以上、結婚するのはむずかしいだろうなと思っています。そんなこともあって、最近、ふたりの関係がしっくりいってない。まあ、そもそも、本当に彼のことが好きかと聞かれたら、イエスと言える関係かどうかもわからないし。彼とのセックスも楽しいと思ったことがない。だから、楽しそうにセックスしている春画の中の女性に見入ってしまいました」

江戸時代に比べれば、今は恋愛も生き方も選択肢が増えている。それなのに、どこか不自由そうに見えるミユキさん。
「本当は別れてひとりになってもいいんですけどね。40歳を目前にすると、誰もいないひとりきりの自分がつらくて別れられない。かといって、たまにするセックスが楽しいわけでもなくて。彼と一緒にいるのは、お互いにひとりぽっちになりたくないだけなのかもしれません」
人生半ばを超えたかもしれないが、まだまだ体力も気力もあるはず。そんなに寂しいことを言わなくても……とつい言ってしまう。