赤ちゃんにこそ、本物を― 『あかあおきいろ』

『あかあおきいろ』

『あかあおきいろ』


赤い目覚まし時計、青い手袋、黄色い靴― ハッとするほど色鮮やかな写真が続きます。『あかあおきいろ』は、アメリカのファーストブックの定番の一つ。作者のタナ・ホーバンは、子ども向けの写真絵本を数多く作り出した写真家です。

『あかあおきいろ』といえば、「原色」と表現されることも多いそのはっきりとした色が有名ですが、実は、影がしっかりと残っている、濃淡のある写真が使われています。そのせいか、色鮮やかでもきつい印象はなく、本物に近い質感や、色のイメージがしっかりと伝わってきます。子どもの本らしいカラフルな色や優しいイラストがちょっと苦手なパパにも、スッキリとしたデザインが好評です。

文字は、色の名前のみ。たとえば茶色なら、「BROWN」という英語が大きく書かれており、その下にふりがなのようなサイズで「ちゃいろ」と書かれています。英語の方が大きいことに違和感を覚える場合もあるかもしれませんが、これで、より原書に近い雰囲気を楽しむことができます。

いずれにしても赤ちゃんはまだ文字は読めませんので、「〇〇ちゃんのお洋服と同じ赤だね」「黒いねこさんがこっち見てるね」などと、ページをめくりながら話しかけてあげるといいでしょう。色だけではなく、物の名前を一緒に覚えることができそうですね。

この本も、角の丸いボードブックなので、赤ちゃんが自分でめくって楽しめます。

【書籍データ】

書名 『あかあおきいろ』
さく タナ・ホーバン
出版社 グランまま社
価格 702円
■洋書ですが、タナ・ホーバンは『count and see』もおすすめ。数の写真絵本なのですが、デザインがとても恰好いいのです!

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