現存するストックホルム最古のレストラン、デン・ユルデネ・フレーデン(Den Gyldene Freden)

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スウェーデンの定番伝統料理ミートボールももちろんメニューにある 写真:Den Gyldene Freden

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歴史を感じる、旧市街の路地に面したレストランの入り口 写真:Den Gyldene Freden

レストラン「デン・ユルデネ・フレーデン」が産声をあげたのは1722年で、なんと今から293年も前! レストランの名前は、1721年にロシアとスウェーデンの間で結ばれたニースタッド条約にちなんで、スウェーデン語で平和を意味する「フレーデン」とともに「素晴らしい平和」とつけられました。レストランで出されるメニューは、各国料理の影響を受けた独自の伝統料理が中心です。旬の野菜や食材を使うことにこだわっており、その時期にあったスウェーデン料理を食べることができます。平日には日替わりのランチを提供しており、お得な値段でおいしい料理が楽しめるのでおすすめ。

旧市街に位置するということで年間を通じて多くの観光客が訪れることはもちろんですが、その昔から、スウェーデンの有名な音楽家や芸術家たちが足繁く通った老舗レストランとしても有名です。常連客の中には、詩人、カール・ミカエル・ベルマン(Carl Michael Bellman)、音楽家のエヴァルト・タウべ(Evert Taube)やコーネリウス(Cornelis)、画家の巨匠、アンデシュ・ソーン(Anders Zorn)など、著名なメンバーの名前が連なっています。また、スウェーデン・アカデミーが毎週木曜日に夕食をすることでも有名で、ここでノーベル賞に関する様々な話し合いが行われているのだろうかと思いを馳せながら、料理を味わうことができます。
 

1700年代のレストランの雰囲気を味わえる様々な部屋

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1700年代のレストランの雰囲気が漂う 写真:Den Gyldene Freden

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格調高いベルマンの階の内部、スウェーデンアカデミーが夕食をすることでも有名 写真:Den Gyldene Freden

ここの見所は、料理もさることながら、店舗の内装にあります。世界最古とも言われているレストランは5つのコンセプトに分かれており、その中でもユニークなのが「ベルマンの階」です。この階には、ソーンの部屋とベルマンの部屋、控え室の3部屋があり、主にパーティーなどで利用されています。このほかに、アンデシュ・ソーンが建築家のステベリウス(Stubelius)に作らせた「ステベリウスの部屋」やタップルームなどがあります。ベルマンの階とステベリウスの部屋は人数によって場所代が料理の他に別途かかりますので、こちらで食事をしたい方はレストランへ事前に確認をしましょう。

 
〈DATA〉
デン・ユルデネ・フレーデン/Den Gyldene Freden
住所:Österlånggatan 51, Gamla stan
TEL:+46(0)8-249 760
営業時間:月~金曜11:30~22:00、 土曜13:00~22:00
定休日:日曜
アクセス方法:地下鉄ガムラスタン駅より、徒歩10分
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