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映画『バクマン。』とバディ映画特集(4ページ目)

超大ヒット中の映画『バクマン。』は、高校生漫画家が少年ジャンプの頂点を目指す同名漫画の映画化です。サイコーとシュージンという名コンビの熱い青春がまぶしいこの映画。漫画家ふたりのバディ映画という見方もできますね。というわけで、男ふたりが活躍するバディ映画をピックアップしてみました!

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド

松田龍平の相手役は男に限る!

『探偵はBARにいる』(2011年度作品)
北海道・札幌のススキノのバー“ケラー・オオハタ”にコンドウキョウコと名乗る人物から電話が入ります。探偵の“俺”(大泉洋)は依頼通りに弁護士に接近しますが、そのあと恐ろしい目に……。この依頼には裏があると、相棒の高田(松田龍平)と調べてわかったコンドウキョウコの正体は……。

東直己原作の小説を大泉洋と松田龍平主演で映画化。ユーモア満載の楽しいミステリーですが、大泉洋が挑むアクションは本格的。一方、相棒の高田はいつもお菓子を食べていたり、寝ていたりと頼りないけど、実はケンカが強いという意外な特技が。そんなキャラクターの濃い凸凹コンビのやりとりを満喫するバディ映画に仕上がっています。悪役を演じる高嶋政伸が振り切った芝居を見せていて、作品の濃度をアップさせることに貢献!

監督:橋本一 出演:大泉洋、松田龍平、小雪、西田敏行、田口トモロヲほか


『まほろ駅前多田便利軒』(2011年度作品)
便利屋を営む多田(瑛太)のもとに高校時代の同級生の行天(松田龍平)がやってきて、そのままいついてしまう。多田にチワワを預けたまま行方不明になった依頼人とか、犯罪の片棒を担がされている子供とか、都会に住む人々のちょっと複雑な事情が彼らの依頼人から浮かび上がってくるのです。

多田も行天もわけあってバツイチだったりするのも「何があったのか」とそそられます。友情ってほど暑苦しくはなく、けど、BLっぽい危なさが微妙にあるところも惹きつけられたりして。同名のテレビシリーズと続編映画もあります。

松田龍平は、女性との恋愛ものより、このようなバディ映画で輝きを放つ役者なのかもしれません。

監督:大森立嗣 出演:瑛太、松田龍平、片岡礼子、鈴木杏、本上まなみほか
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