納得させるための証明 実例2「リピーターを作る」
3.既存客のリピート率アップ観光客が多いなどの特殊な立地でない場合、通常、一見客しか来ないような飲食店は長続きしないものです。
顧客との絆を深め、次の来店を促すための機能があることや、その機能を容易に使いこなせることなどを、具体的に説明していきましょう。
【トーク例】
「弊社のホームページには、新メニューやキャンペーン、日替わりメニュー、ランチ情報などを発信するメールマガジンを配信する仕組みが無料で付いています」
「もちろん、すべてのメールマガジンの企画や執筆をお店の人にしていただくのは大変ですから、弊社のほうで代表的なメールマガジンのひな形をすべてご用意しています。実際にご契約いただければ、このひな形もすべてお付けします(メールマガジンのひな形集を見せる)」
「また弊社のホームページは、FacebookやTwitter、LINEなどと簡単に連携させることもできるので、お店のファン作りを進めていくうえでも有効です」
4.客単価の向上
顧客1組あたりから得ることのできる売上金額を増やすことができれば、収益性が良くなるのは当然のこと。飲食店の場合なら、宴会やパーティーが重要なポイントとなります。
単価の大きな宴会などの予約を簡単に受け付けられること、そしてアップセルに繋がるオプションの追加をスムーズに行う機能があることなどを訴求すると効果的です。
【トーク例】
「(予約フォームのサンプルを見せながら)宴会やパーティーなどの予約を簡単に申し込むことのできるフォームが付いているので、予約の受付も簡単です」
「予約が入ったら、その通知をご希望のメールアドレスのほうに転送できるようになっているので、チャンスを見逃すこともありません」
「弊社の予約フォームには一つ工夫しているところがあるんですが、それがこちらの「プラスアルファ申込機能」です。予約するお客様が希望するコースを選んだら、それに追加することができるオススメ料理やドリンクを表示して、「せっかくなら、こちらも頼もうかな」と思わせるようになっています。「オール比内鶏+800円」「飲み放題に地酒10種を追加+500円」など、魅力的なプラスアルファを訴求することで、客単価をアップすることができますよ」
何を伝えると納得に繋がるのか
飲食店に限らず、見込客が求めるのは「現在より幸せになる」こと。何らかのビジネスを行っている見込客の場合なら「収益を上げる」ことです。見込客を納得させるためには、「なんとなく儲かるかも」ではなく、「これならほぼ確実に儲かる」と思わせるだけの裏付けが必要となります。具体的な事例、明確なデータ、サンプルなどを見込客に提示しながら、信頼を深めていきましょう。
重要なのは、「なぜ儲かるのか」という理由を丁寧に説明することです。
次回は、もう一つの重要な証明である「見込客を安心させるための証明」について解説します。
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